学生パロ ページ21
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「A!一緒に帰ろ!」
幼馴染で幼い頃から一緒にいるヒビキ。
今、中学2年生の冬。
そろそろ皆受験について考え出す頃。
いつも通りヒビキと一緒に帰ろうとしたら
“お前ら付き合ってんの?”
クラスメイトに言われた。
中学生はこういう話は大好物でクラスの皆が私達の方を向いていた。
『付き合ってないよ!幼馴染なだけで…』
クラスメイト「普通男女がそんな仲良く帰んなくね?幼馴染でもこの歳では無いだろ」
『…ッ』
実際私は昔からヒビキの事が好きだ。
でもそれはきっと片思い。
ヒビキが好きなのはもう1人の幼馴染のコトネ。
コトネ「ちょっとやめなよ!2人の気持ちも考えなよ!」
コトネの事は嫌いじゃない。
むしろ仲良いし、親友だし、よく一緒に遊ぶ。
でも、今だけはコトネに言われたくなかったな
なんて…最低だな、私。
「…言っとくけどただの幼馴染じゃないから。お互い両思いだし」
『…ぇ』
「行こ」
そう言って私の手を引っ張ていくヒビキ。
コトネ「(頑張れ!ヒビキくん!)」
『ねぇ!ヒビキどういうこと?なんで…!』
「好きだよ。Aのこと。ずっと前から」
信じられなかった。ヒビキはコトネのことが好きだと思ってたから。
『コトネは?コトネのこと好きなんじゃないの?よく一緒にいたし』
「えっ!なんでそうなるの?コトネには相談乗ってもらってただけだよ!」
でもまさかこんな形で告白するなんて思ってなかった
なんてひとりごとを言ってるヒビキ。
でもそんなの私の耳には入ってこない。
ずっと片思いをしてた人から好きだと言われたのだから。
「幼馴染をやめませんか?」
そんなの応えは決まってるよ。
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マニ。(プロフ) - ✉️。久しぶりです、あけおめでことよろです!あのですが新しいスマホ買えましたか?買えたら返事待ってます。これからも更新応援してます。 (1月1日 18時) (レス) @page29 id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピーチお嬢 | 作成日時:2023年11月6日 16時