48訓 ページ48
『ンッ………ハァッ………何言って………ンンッ』
土方さんは動くのをやめて私の髪を掬い瞼に口づけを落とした
「ハァッ………ハァッ………副長の妻が攘夷活動に加担するはずは無いと身の潔白が証明できるだろ?」
『だからって………結婚なんて………そもそも私は潔白です』
「Aが潔白なんざ俺は知ってんだよ……ハァッ……前に本棚で見つけた兵法書に埃がついていた………読み手がここに来てない証拠だろ?」
『………そう………です』
「それから………Aと体を交えることになってからAの監察を部下に依頼したことがある」
『えっ………』
「悪ぃな………真選組副長という組織の中枢にいる人間に関わる人間は調べねぇといけないんだよ………でもその監察でもAに怪しい点はなかった」
『じゃあ………どうして……さっき調べさせろなんて言ったんですか…?』
「………Aを逃がさないためだ」
『えっ……アッ………アッ………急に動かないで…』
話に集中してたから繋がったままだと言うことが頭から抜けていた………いきなりの激しい律動に思考回路が追い付かない
「ハァッ………ハァッ………俺の子を………孕めよ」
『えっ………待っ…て!………アッ………土方さ………ん!』
腰骨を強く押さえつけられて逃げられない………体をよじると土方さんが強く抱きついてきて動くことが出来ない
「ハァッ………ハァッ………A………愛してる………」
ドクン!とナカで熱いものが広がった……何回も脈を打っているのが分かる
土方さんがブルッと身震いして全部出し切ったんだと勘づく……
深い口づけが降ってきてそれを受け入れるとまた律動が始まった
土方さんはずっと私を抱きしめていて離してくれない……何回も何回もナカで果てた
これじゃ強姦と変わりないはずなのに……私の頭の中は冷静だった
ーーー土方さんと結婚したら
銀時は私のこと………
諦めてくれるかもしれない
銀時は両想いになったら私の全部をくれって言っていた
私の全部を銀時にぶつけたら傷つけるに決まっている
もう銀時を悲しませたり苦しめたりしたくない
『土方さん……』
「ハァッ………ハァッ………なんだ?」
『………………私と結婚してください』
そう伝えると土方さんはものすごい勢いで顔をあげて驚いている
「ありがとよ」
優しく微笑んだ土方さん………優しい土方さんを利用する私はどこまでも卑怯だ
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Zoo(プロフ) - なんぱんさん» なんばんさん初めまして(///ω///)♪すごく嬉しいお言葉ありがとうございます!!更新頑張りますのでこれからも読んでいただけると嬉しいです*.゚+ヽ(○・▽・○)ノ゙ +.゚* (2020年6月17日 23時) (レス) id: b2f3d14e7d (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - 初めまして。Zooさんの作品の土方さんが本当に好きですT T続き楽しみにしてます!更新無理のない程度で頑張ってください〜! (2020年6月17日 21時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Zoo | 作成日時:2020年6月10日 23時