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46訓 ページ46

「ここがAの店か………すげぇな………一人でこんな立派な店経営してんだな」



松墨堂の看板に銀時が触れた


「松陽の一文字を店名にするなんて………本当に好きなんだな」



確かに松陽先生の松を店名につけた………店名の由来をあてられるのは銀時と小太郎と晋助だけだろうな………なんて思っててそれが現実になりなんだか心が暖かくなった



『お茶でも飲んでく?』



「いや…今日は帰る。Aと密室にいたら暴走しそうだからな………俺の俺が!」



『な、なに言ってんの………バカ』



「そんかわり両想いなったら容赦しねぇから♪じゃあな!………あっ!ちゃんと戸締まりしろよ!」



『うん!送ってくれてありがとう』



銀時は私の頭を撫でると笑っておやすみと言って帰っていった



ーーーーーー



銀時に言われた通りにすぐに戸締まりをして扉の目隠し用のカーテンを降ろし電気を消した



トントントン………


お店のドアを誰かが叩いている


こんな時間に誰だろう………


暗い店内を歩きカーテンの隙間から覗いた



『えっ………土方さん』



「A………開けてくれ」



今にも消えそうな声………いつもの覇気はどこに行ったのか心配ですぐに扉の施錠を解いた



「A………!」



扉を開けた瞬間に強く抱きしめられた



『土方さん………あの………急にいなくなってしまってごめんなさい………』



「はぁ………どんだけ探したと思ってんだ」



『………ごめんなさい』




やっぱり連絡をいれるべきだった………と考えている私の手を引いて土方さんは慣れたように奥の自室に入った


「………万事屋のアホとどういう関係なんだ?」



『万事屋………?あっ!銀時のことですか?』



電車の中で銀時から名刺をもらって、銀時が今[万事屋 銀ちゃん]を営んでることを知った



『………幼なじみです』



「まじかよ………じゃあやっぱりアイツが………忘れられない恋人なのか?」



『それは………違います』


忘れられない恋人は………松陽先生のこと


ただの子供の戯れ言に付き合ってくれて1日だけ私の恋人になってくれた人

そんな人を昔の恋人なんて思っている私は他の人から見れば幼稚で滑稽だろう


これ以上知られたくない………!



『土方さんには関係ないです』



土方さんの胸を押して腕の中から逃げた

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Zoo(プロフ) - なんぱんさん» なんばんさん初めまして(///ω///)♪すごく嬉しいお言葉ありがとうございます!!更新頑張りますのでこれからも読んでいただけると嬉しいです*.゚+ヽ(○・▽・○)ノ゙ +.゚* (2020年6月17日 23時) (レス) id: b2f3d14e7d (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - 初めまして。Zooさんの作品の土方さんが本当に好きですT T続き楽しみにしてます!更新無理のない程度で頑張ってください〜! (2020年6月17日 21時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Zoo | 作成日時:2020年6月10日 23時

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