42訓 ページ42
「おい」
『えっ………』
屋敷からで出てしばらく歩いてると誰かに声をかけられた………まさか敵?!
振り向かずに走ると追いかけてくる
「A!」
私の名前を知ってる………
振り替えって追いかけてきた人物を確認した
『………………晋助』
「………忘れモンだ」
そういうと本を数冊私に渡してきた
「預かっとけって言っただろ?」
『………私を連れ戻しにきたの?………悪いけど私は………銀時の側には居れないよ』
「あぁ………俺も戻る気はねぇよ」
『えっ………』
「銀時と桂がこれからどうすんのか分からねぇが、俺は俺の道を行く………お前もそうだろ?」
『晋助の道はどんな道なの………?』
「そうさなぁ………俺は………この世界をぶっ壊してぇ………先生を奪ったこの世界をな………一緒に来るか?」
この世界を壊すなんて考えてもみなかった………
確かに松陽先生を亡き者にしたこの世界は憎いけど………
「ククッ………答えられねぇか。まぁいい………お前はお前の道を行けばいいさ………だが自分の身も守れねぇ奴が一人で戦地を抜けられんのか?」
『剣術はまだまだだけど………逃げ足は早いから大丈夫だよ』
「甘いな………俺が安全な場所までついててやらァ………あとは好きにしたらいい」
晋助は私の荷物を取り上げるとズンズンと歩きだした………
正直助かった………私はただただ銀時から離れることばかり考えていたから戦地を抜けることまで考えていなかった
闇夜を晋助と共に歩いた
ーーーーーー
「ほら食えよ………こんなんでも食わねぇよりはマシだ」
『………ありがとう』
屍から剥ぎ取った食料を食べる………銀時から離れて太陽は三回真上に のぼった
晋助のおかげで危険な目にも今のところ合っていない
だけど銀時を思い出すと胸が苦しくなる………それと同時に松陽先生のことも思い出してまた悲しくなる………この3日間それの繰り返し
「アイツと離れて後悔してんのか?」
『………ううん………側にいたら私はまた銀時を責めたかもしれない………だから後悔はないよ』
「そうか………江戸まであと少しだ………行くぞ」
………私たちはまた歩き始めた
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Zoo(プロフ) - なんぱんさん» なんばんさん初めまして(///ω///)♪すごく嬉しいお言葉ありがとうございます!!更新頑張りますのでこれからも読んでいただけると嬉しいです*.゚+ヽ(○・▽・○)ノ゙ +.゚* (2020年6月17日 23時) (レス) id: b2f3d14e7d (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - 初めまして。Zooさんの作品の土方さんが本当に好きですT T続き楽しみにしてます!更新無理のない程度で頑張ってください〜! (2020年6月17日 21時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Zoo | 作成日時:2020年6月10日 23時