31訓 ページ31
『銀時も………戦争に行くんだね』
「………あぁ。」
桂が攘夷戦争に参戦すると言っていた………高杉も松陽を助けるため鬼兵隊とかいう厨二病臭ェ軍団を引き連れて参戦するらしい
俺も迷わず参戦すると返事をした………出発は来月の頭だ。
『銀時……必ずここに戻ってきてね』
「あぁ。戻ってくるさ………松陽も一緒にな」
『うん…必ず。………みんな強くなったね。私は何も力になれてないよ』
「そんなことねぇ………俺は………お前が存在してるだけで力が沸くんだからよ」
『えっ………』
「俺の運命の赤い糸は………Aと結ばれてると思ってる………好きだA。」
戦争に行く前にどうしても伝えたかった………この2年間何度も伝えようとしたがAがいつも悲しそうで言えなかった。
でも………ようやく伝えられた
『私の………赤い糸は松陽先生だよ銀時』
分かっていた………Aがまだ松陽を思ってることなんて………
「………松陽が言ってた。お前を悪党から救いだした俺がAの赤い糸の相手だって………Aを護ってやれって。」
『………』
揺れるAの瞳………
好きな男が別の男にそんな事を言ってたなんて心が乱れて当然だ………だけどそれでも俺はAが欲しかった
「俺が護るから………Aの全部俺にくれよ」
『全部?………んっ………銀…時………ンンッ』
Aに口づけた………
『………何やってんの………離れて!』
すぐに肩を押されて距離ができた
『バカ………!』
そして………逃げられてしまった
ーーーーーー
それでも俺は諦めなかった…………Aが逃げても隙あらばAに気持ちをぶつけた
「………好きだ!」
『やだ。聞きたくない!』
ーーー
「好きすぎてヤバいんだって!」
『私は松陽先生が好きすぎてヤバいの!』
ーー
来る日も来る日も押し問答を繰り返していたら気がついたら戦地出発3日前になっていた
Aが松陽を思っていた年月を思えば一筋縄ではいかないのは分かっていたが………本当に赤い糸で結ばれてるのか疑う位にAは俺になびかない
「はぁ………」
あと3日で離れ離れ………そう考えると睡魔なんて降りてきてはくれず夜眠れなくなっていた
カタン…………キュルキュル………
庭から音………まさか悪党が侵入したか?
俺は気配を隠しながら庭に出た
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Zoo(プロフ) - なんぱんさん» なんばんさん初めまして(///ω///)♪すごく嬉しいお言葉ありがとうございます!!更新頑張りますのでこれからも読んでいただけると嬉しいです*.゚+ヽ(○・▽・○)ノ゙ +.゚* (2020年6月17日 23時) (レス) id: b2f3d14e7d (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - 初めまして。Zooさんの作品の土方さんが本当に好きですT T続き楽しみにしてます!更新無理のない程度で頑張ってください〜! (2020年6月17日 21時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Zoo | 作成日時:2020年6月10日 23時