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30訓 ページ30

「銀時ッッ………ウオォォオオ!!」


「Aは逃げるんだ!………銀時を離せェェエ!!!」


高杉とヅラも笠をかぶった男に向かっていった………


ドカッ!

「う゛っ………」

バキッ!


「ぬおッッ…!!」



実力は天地の差だった………まるで鳶に向かっていく雛鳥のように見えた


結局………全員地面に叩きつけられた



『かえしてください………………松陽先生を………私達の元にかえしてください………お願いします………』



Aは地面に手をつきクソヤロウに頭を下げている………その体は震えててとても見ていられなかった



「諦めろ………吉田松陽とお前たちは元々住む世界が違う………悲しむことではない。」



『それは違います!………松陽先生のいる世界が私達の世界です!だから奪わないでください!』


顔を上げてクソヤロウを真っ直ぐ見ながら力強く言い放つA



「お前たちは何も知らない………知らなくていい。これ以上関わるならお前も、この童たちも殺す。」


『っ………』



シャンッ………


「お前たちが背負う必要はない………吉田松陽を背負うのは八咫烏(ヤタガラス)だけでいい」


ザザッ………




訳の分からねぇことを呟くとクソヤロウはあっという間にいなくなった


「………………」
「………………」
「………………」
『………うぅッ』


静まり返った庭にAの泣き声だけが響いた



ーーーーーー



「痛ェッッ………」



『銀時………ジッとして?手当てができない………こんなになるまで戦うなんて………』


「……今日の相手は強かったからなァ………まぁその分俺も強くなるけどな。」


『本当に強くなるの……?』



「あぁ。強くなるさ」



あれから俺はAの屋敷に移り住み毎日自己鍛練に明け暮れた………もうあの日から2年経っていた


道場破りも何回もした………チンピラともわざとイチャモンつけて戦った………時には野性動物にも挑んだ


強くなりたくて仕方がなかった………


松陽に教えてもらった技で動きで………誰よりも強くなりたかった

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Zoo(プロフ) - なんぱんさん» なんばんさん初めまして(///ω///)♪すごく嬉しいお言葉ありがとうございます!!更新頑張りますのでこれからも読んでいただけると嬉しいです*.゚+ヽ(○・▽・○)ノ゙ +.゚* (2020年6月17日 23時) (レス) id: b2f3d14e7d (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - 初めまして。Zooさんの作品の土方さんが本当に好きですT T続き楽しみにしてます!更新無理のない程度で頑張ってください〜! (2020年6月17日 21時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Zoo | 作成日時:2020年6月10日 23時

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