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28訓 ページ28

「痛ぇー…………頬が熱くて寝れねぇ」



「銀時。女の子にあのような暴言はいけませんよ?」



「ぅるせー。もう寝るんだから部屋入ってくんじゃねぇよ」



「銀時。」



「ぁんだよ?まだ小言言うつもりかよ?」



「Aを護ってあげるんですよ」



「………は?」



「Aの赤い糸で結ばれているのは…………銀時だと思いますから」



「なっ………なに言ってんだ///」



「8年前………Aを助けたのは君でしょう?君たちは結ばれる運命であの日出会ったんだと私は思います。だから…Aを護ってあげなさい。己の魂を剣で護る時と同じくらい」




「………俺はもちろんそのつもりだ。あいつが嫌がったって護りぬいてやる。」



「おっ♪やっぱり銀時はAのことが好きなんですね」



「////………松陽お前謀ったな?!?」



「やっぱり銀時は好きな子をいじめるタイプということが分かりました♪」



「ぅるせーェエエ!!!////」



「おやすみなさい♪銀時」



「もう俺の部屋入ってくんなよ!?!」



ーーーーーー


パチ………パチ………


「んっ………何の音だ………あちぃ………Σ!!!」



聞き慣れない音と謎の熱さに目を開けると………



「火事!!………松陽!!火事だッッ!」



ドタドタドタドタ………


急いで松陽の部屋に向かった


「松よ………誰だッッ!?お前たち!!」


笠をかぶった男たちが松陽を取り囲んでいる


ドスッ!


「う゛っ………」

シャンッ………



背後からの急襲に俺は床に倒れ………そして上から錫杖で抑えつけられた



「私の教え子を離せ………その子に手を出すのは許しませんよ」



「大人しくついてきてもらおうか………吉田松陽………いや、虚。」



「離せッッ!!松陽ッッ!松陽ォオ!」


あっという間に拘束された俺は地面に転がされ………ただただ松陽が縛られるのを見ることしかできなかった



「銀時。大丈夫………私はすぐに戻りますよ」


燃える寺子屋の熱風が俺の背中にあたり熱い………それよりも心が怒りと悲しみと焦りで燃えるように熱い


みんなを護れ………約束………そんなこと口にして松陽は俺の前からいなくなった


「松陽…松陽先生ェェエ………」


ただ泣き叫ぶことしかできなかった

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Zoo(プロフ) - なんぱんさん» なんばんさん初めまして(///ω///)♪すごく嬉しいお言葉ありがとうございます!!更新頑張りますのでこれからも読んでいただけると嬉しいです*.゚+ヽ(○・▽・○)ノ゙ +.゚* (2020年6月17日 23時) (レス) id: b2f3d14e7d (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - 初めまして。Zooさんの作品の土方さんが本当に好きですT T続き楽しみにしてます!更新無理のない程度で頑張ってください〜! (2020年6月17日 21時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Zoo | 作成日時:2020年6月10日 23時

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