検索窓
今日:30 hit、昨日:1 hit、合計:20,801 hit

24訓 ページ24

『えっ………今日先生いないの?』



「となりの村まで低杉とヅラと買い出しに行ってらァ」



『小太郎も晋助もいないんだ………じゃあ銀時と二人かぁ』



「俺と二人は不満ってか?…俺は自由気ままな一人時間堪能してんだからお前今日は帰れば?」


『一人時間………ねぇ銀時!私に一人時間を堪能する方法教えてよ♪』


「………は?」


『私………屋敷では一人で過ごしてるから一人時間多いんだけどつまらないんだよね』


「はぁー………………ったくしょーがねーな!教えてやるからついてこい!」


『わーい♪』


ーーーー


『木登りするの?』


「昼寝すんだよ!この木の上で!それが最高の一人時間だ!」



松下村塾の裏にある森………そこにある大きな木は絶好の昼寝場所だ



「登り方ちゃんと見とけよ?」


『うん♪』



「そこはお願いします師匠!…だろが!」


『あはは♪…お願いします師匠!』


「おう…//」



俺のことおちょくる癖にたまに素直に言うことをきくA………柄にもなく可愛いなんて思ってしまった


「ここに足をかけて………よいしょ………はい!登った!」



『すごい銀時!!お猿さんみたいだね!』


「は?!?褒めてんの?!貶してんの?!」



『私も登ってみるー!………おいしょ………グッ………よいしょ………』



「手貸してやる………ほら」



『ありがとう!』


手を差し伸べるとがっちりと手を握られた………


Aの手は刀ばっか振ってる俺のカチカチの手より何倍も柔らかくて………こいつはやっぱり女なんだなと感じた



『登れたーー!!…………気持ちいい!ここは最高だね♪』



「だろ?弟子のお前なら特別にたまに使っていいぞ?」


『やった♪ありがとう!』



しばらくボーっと上から見える景色を見ていた………風が木を通り抜けていく感触と音が気持ちいい



「なぁ………お前って松陽のこと好きなの?」



『えっ?松陽先生?………うん♪大好き♪お嫁さんになりたい』



「ブッッッ………お前頭沸きすぎだろ………いくつ年が離れてると思ってんだよ」



『そういえば………松陽先生って何歳なんだろ?いつも教えてくれないんだよね』



「謎だよな………100年100年うっせぇから100歳なんじゃねぇか?」



『100歳かぁ………じゃあ私が結婚できる年齢なったら先生は108歳?!?』



「それはボケか?ツッコミ待ちしてんのか?」



『はぁー………早く結婚したいなぁ』



「人の話を聞けーー!」

25訓→←23訓



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
74人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Zoo(プロフ) - なんぱんさん» なんばんさん初めまして(///ω///)♪すごく嬉しいお言葉ありがとうございます!!更新頑張りますのでこれからも読んでいただけると嬉しいです*.゚+ヽ(○・▽・○)ノ゙ +.゚* (2020年6月17日 23時) (レス) id: b2f3d14e7d (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - 初めまして。Zooさんの作品の土方さんが本当に好きですT T続き楽しみにしてます!更新無理のない程度で頑張ってください〜! (2020年6月17日 21時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Zoo | 作成日時:2020年6月10日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。