23訓 ページ23
『運命の糸というものが人間には結ばれているんだそうです。
赤い糸は愛し合う運命の相手に………
緑の糸は魂の片割れのような相手に………
黄色の糸は良い影響を与えてくれる相手に……
青い糸は一緒にいると安らげる良き友人に………
そして黒い糸は因縁の相手に………
つまりあなたたちと私は何かしらの糸で結ばれている…という言い伝えです♪」
「信じるか信じないかはあなた次第ってやつじゃねーか!なにが運命の糸だよ………んなのどこにも見えねぇぞ!?」
「それでは………本当に運命の糸で結ばれているか試してみませんか?」
「はァッ?!?」
「えっ………」
「先生どうやって?」
『試してみたいです!』
「実はもう試していますよ」
「?」「?」「?」『?』
「これから君たちが人生の岐路に立ったとき、歩む道が別々になるかもしれません。しかしどんなに袂が分かれても、運命の糸が繋がっていればまた出会えることでしょう」
「はぁ………少女漫画ですかコノヤロー。真面目に聞いて損したぜ」
「先生!感動しました!俺達はきっとまた同じ道に戻る………そう感じます!」
「運命の糸か………何色かも見えやしねぇが信じてみるのも悪くねぇな………まぁ銀時と俺は黒い糸だろうがな」
「は?!お前と黒い糸で結ばれてたらチビ菌がうつるじゃねーか!」
「お前の糸は天然パーマみたいにクルクルのウネウネなんじゃねぇのか?」
「低杉くんの頭の中もクルクルパーにしてやろうか?お゛ぉん?!」
「はぁ………また始まった」
『松陽先生!』
「はい♪なんですか?」
『私と………松陽先生が結ばれている糸は赤い糸が良いです』
「は?!」
「なぬっ?!」
「?!」
「おやおや………少女漫画の相手役が私では不相応ではありませんか?」
『そんなことありません!松陽先生はすごく………素敵な殿方です////』
赤面しているAを松陽は優しい顔をしながら頭を撫でた
今まで斬った張ったの世界に居た俺にとって、その光景はあまりにも眩しかった
それと同時に松陽を奪われるのではないかと柄にもなく変な焦りを感じた
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Zoo(プロフ) - なんぱんさん» なんばんさん初めまして(///ω///)♪すごく嬉しいお言葉ありがとうございます!!更新頑張りますのでこれからも読んでいただけると嬉しいです*.゚+ヽ(○・▽・○)ノ゙ +.゚* (2020年6月17日 23時) (レス) id: b2f3d14e7d (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - 初めまして。Zooさんの作品の土方さんが本当に好きですT T続き楽しみにしてます!更新無理のない程度で頑張ってください〜! (2020年6月17日 21時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Zoo | 作成日時:2020年6月10日 23時