恋はミルクティーのように (ページ23)

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それから彼女に会うまでの
１週間はあっという間に過ぎて
とうとう明日がその日だ。

「何着ていこうかな」

この前拓実と買い物行った時に
買った服を着て姿見の前に立つ。
うん。と一人で頷き
明日遅刻したらダメだと思い
直ぐにベッドに入った。

そして次の日。
あまりにも緊張しすぎて
集合時間は12時だったのに
ついたのは11時半だった。

「早くつきすぎちゃったな」

待ち合わせ場所に着くと
少しきょろきょろと彼女を探す。
いるわけないか、と思って
近くにあった椅子に座る。

「待ってる間ゲームでもしてよ」

最近スマホゲームにハマってて
大手ゲーム会社の
赤い帽子と緑の帽子を
被った男の人が、キノコを倒すゲーム
をしたり
その2人がカーレースしたりする
ゲームをしていた。

ほどなくして、時計を見ると
15分経っただけだった。

「楽しみな時って時間進むの遅いけんね」

内心半分はまだかまだか、と待っているが
残りの半分は事故にあったり
怪我なか彼女が僕の前に
現れてくれたら良いなと願う。

「か、川尻さん！」

そんなことを考えていると
聴き慣れた可愛い声が聞こえて
顔を上げると
かわいい私服姿の彼女が立っていた。

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