後悔が、3つ ページ23
そう言って、頬から伝う涙が床にポタリと落ちた瞬間、私は強い力でマルコから引き離された。
私「っ？？！！」
ありえないような力でグンッと私は引かれ、いつの間にか、甲板に立っていた。
一体なんなんだと、当たりを見渡すと、目の前に親父がいた。
体がまた強ばる。
あの時、親父が私に向けた冷たい目が、また私を見たようで、怖かった。
また、私は見捨てられるのか。
約束を、また、破られるのか。
居場所を無くされるのか。
そう思うと、体は拒否反応を起こして、痙攣する。
あぁ。怖い。
怖い。
ねぇ、エドワード・ニューゲート。
アンタはまた、私を捨てるのか？？
お前に問いたい。
お前は、何故、こんな私を、船に乗せた？
信じなかった癖に。信じられなかった癖に。
約束した癖に。約束を破った癖に。
最低。
私の存在と、同じくらいお前が嫌い。
大嫌い。
お前も、所詮1人の人間。
いいように利用されただけの、哀れな哀れな奴だ。
これは夢だ。
そう、悪夢。
悪い夢なら、ここで何しても、大丈夫。
だって、夢、だもの。
………だからさ、親父！
そんなシケた顔しないでよ。
らしくないよ！
ほら、笑ってよ！
じゃないと、皆元気なくなっちゃう！
親父の元気がマルコ達の元気なんだから！
親父の笑い声だけで、存在だけで、マルコ達は救われるんだから！
…………私も、救われた、1人
だから、笑ってよ。
前みたいにさ、グラララララララっ！！て、大きな声で笑ってよ！
じゃないと、皆元気に、ならないよ！
笑ってよ。ねぇ、お願いだから。
ｼﾛﾋｹﾞ「…………A………どこに、行っちまったんだ……」
私、ここにいるよ………だから、だから……
ｼﾛﾋｹﾞ「………A………すまねぇ………」
笑ってよ………！！いない私の分までっっ……………！！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1278人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラピ(プロフ) - 黒糖さまでーすさん» え？？？自分兄に言われた。似たもの同士ですねw (5月28日 1時) (
レス) @page27 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
そらうみ(プロフ) - こんな可愛い夢主ちゃんになんてことしたの!!!( *´˘`*ꐦ) (2023年4月5日 23時) (レス) @page27 id: bad6308fcb (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さまでーす - 感動してめちゃ泣いてもうた、(´-ω-`)姉に「なに、？急に泣き出してキッショッッ」って言われました。泣きました←感動ではなく姉にシンプルにディスられたからです (2023年3月9日 1時) (レス) @page27 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - お忙しいでしょうに、更新ありがとうございます。作者様のペースで構わないので、無理はなさらずに。今回も本当に細かく作り込まれていて本当に好きなお話です。応援しています。 (2023年1月24日 19時) (レス) id: f20ef134dd (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - 続き、お待ちしております (2022年11月19日 9時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
