本音を言えば ページ18
クザンside
サボリがてらにAちゃんの所にいったら、サカズキがいた。
しかし、此処でサカズキを見るのは始めてではなく、Aが此処に収容されてからずっとである。
普段のサカズキからはらしくない行動だが、ボルサリーノさんが言っていた、
『サカズキはなんだかんだいってAちゃんの事気に入ってるからねェ〜。心配なんじゃなぁい？』
という事を考えてみれば、納得のいく行動だった。
いつも自分がサカズキに会ったときに話し掛けるように、サカズキに話し掛けたら、
初っ端から書類はどうしたのか聞かれた。
もちろんやっていない。
だから、いつものように濁して答えた。
もちろん、これは何度も使っているため、サカズキには通用しない。
怒鳴りつけてくるのを覚悟したが、
ｻｶｽﾞｷ『………おどれはAが目覚めて早々に書類仕事を押し付けるつもりなんか。』
と言われた。
少しビックリした。
やはり、Aの前でもあるのか、怒鳴られなかった。
らしくないなと思った。
なぜ此処にいるのか、らしくないなと素直に口にだしたら、
ｻｶｽﾞｷ『……余計な世話じゃ。』
といって、MARINEの帽子を深くかぶり直し、そっぽ向いて帰ってしまった。
横目で彼奴が海軍コートを揺らして海軍本部へ戻るのを見て、はぁーーっ…と溜め息をついた。
ｸｻﾞﾝ「全く……素直じゃないんだから、サカズキは……」
心配なら、ちゃんと心配って言えばいいのに。
そう思わない？とフヨフヨと容器の中を漂うAに話し掛ける。
もちろん、返答は来ない。
ｸｻﾞﾝ「Aちゃんが起きないせいで、サカズキがらしくなくなっちゃったよ……どうしてくれんのAちゃん。」
そう語りかけると、『……そんなの知りませんよ。』と、無愛想な態度で答えてくれるAが目の裏に浮かぶ。
ｸｻﾞﾝ「あ〜あ……俺も人の事言えないかぁ……。らしくないよ、俺。」
Aの液体内の泡の音だけが、研究室に響く。
宙を仰いで、ドサリと壁にもたれ、ズルズルと床に沈んでいく。
そこで胡座を組み、サカズキと同じようにAをジッと見つめる。
ｸｻﾞﾝ「早く目覚めなさいよ……Aちゃん。皆、Aちゃんが起きるの、心待ちにしてるんだから。」
そういって、クザンはアイマスクをつけて、昼寝を始めてしまった。
素直ではない２人とそれを見ている素直ではない人→←暴走と眠り
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ラピ(プロフ) - 黒糖さまでーすさん» え？？？自分兄に言われた。似たもの同士ですねw (5月28日 1時) (
レス) @page27 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
そらうみ(プロフ) - こんな可愛い夢主ちゃんになんてことしたの!!!( *´˘`*ꐦ) (2023年4月5日 23時) (レス) @page27 id: bad6308fcb (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さまでーす - 感動してめちゃ泣いてもうた、(´-ω-`)姉に「なに、？急に泣き出してキッショッッ」って言われました。泣きました←感動ではなく姉にシンプルにディスられたからです (2023年3月9日 1時) (レス) @page27 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - お忙しいでしょうに、更新ありがとうございます。作者様のペースで構わないので、無理はなさらずに。今回も本当に細かく作り込まれていて本当に好きなお話です。応援しています。 (2023年1月24日 19時) (レス) id: f20ef134dd (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - 続き、お待ちしております (2022年11月19日 9時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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