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『へぇ？！バレた！？』
――――うーん、ちょっと待とか。
俺が頭を抱えているのを見て、Aちゃんがこう言った。
『教えましょうか？』
「いや、でも人の秘密をそんな無粋に聞くなんて失礼やし…」
『いやいいんですよ！？もともと私があの時見られてしまったから悪いんです…』
あからさまにしょんぼりするAちゃん。
「じゃあ…教えてくれへん？」
このまま断ってもしょぼんとするだけだし、なんならここで聞いてしまったほうがいいかも知れないと思った俺。
『じゃあ、今から聞いたこと、誰にも言いませんよね？』
「うん」
『笑ったりも、しないで下さいね？』
「うん」
しつこく確認を取ったあと、やっとAちゃんは喋りだした。
『さっき社くんが言った通り、私は花を“見ている人”の考えが分かります』
「見ている人？」
『さっき、私が社くんの考えている事当てたでしょう？それも、社くんが金木犀を見ながら“金木犀の花言葉はなんだろう”って思ってたからなんですよ』
うおお。そんなことが出来るなんて、めっちゃAちゃん凄いやん！！
『あとね、これには特徴があって、……
〜割愛〜
……で、こうなってるんです。もう予令なっちゃったから、私は先に戻っておきますね』
―――――凄かった。
なんか色々複雑で、“花を見ている人”の考えてることが分かるけど、花が視界に入っているだけの人の考えていることはわからないらしい。
あと喋っているときのAちゃん、滅茶苦茶に可愛かったなぁ。
いきいきしてる感じやったし、だんだんと警戒がほぐれていってる感じで嬉しいしなぁ…
―――――けどあの子、俺に一回告られたこと忘れてんのかなぁ。
寂しいような、嬉しいような。
そんな複雑な想いを胸に留めながら廊下を走って自分の教室に向かうのであった。
rd「こら鹿目！二回目だぞ！」
「すんませーん！」
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うp主(プロフ) - 桜らてさん» 桜らて様！ありがとうございますぅぅ！このコメを糧に小説頑張ります...←重い (2021年10月17日 11時) (
レス) id: 439405e8a8 (このIDを非表示/違反報告)
桜らて(プロフ) - 初コメ失礼します！誕生日おめでとうございます。←早い (2021年10月16日 20時) (レス) @page8 id: e5b17e6d43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うp主 | 作成日時：2021年10月3日 18時
