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遅刻回避のための一心不乱レースが始まってから約五分後、四人はやっと教室までついた。
別に四人とも陸上部などに入ってるわけではないが、結構足の速さには自信がある方なので、かろうじての2分オーバー。
「セェェェェフ！」
rb「アウトだよ！」
「あ、ロボロおはようさん」
ｒｂ「来るのが遅い！もう先生来るよ？」
「やべぇ！」
残りの三人は違うクラスなので、途中で別れた。
ｒｂ「そういえば、今日転校生が来るらしいよ。女の子の」
「そういや、朝の女の子何だったんだろな...」
rb「朝の女の子？」
「今日の朝さぁ、金木犀の匂いがすると思ったらそこに女の子が居たんよ。俺のドタイプの」
rb「へぇ...まさか一目ぼれして告っちゃたとかじゃないよな？」
なんでこの人はしっかりとあてていくんだろうなぁ？しっかり的中してるやん。
「.........」
rb「お前マジか？」
ガラッ
rd「はーい。ホームルーム始めるぞ〜」
rb「うお先生来た。続き、聞かせろよ！」
「わか、った」
ロボロはそう言って席に戻っていった。
rd「えーと、今日は転校生が来まーす。――ほら、入って」
その瞬間、ふわっと金木犀の香りがして朝俺が一目ぼれした彼女が入ってきた。
『――――ッ！』
彼女はこっちのほうに視線を向けると、びっくりしたように肩を震わせた。
多分俺の顔は今赤くなっているんやろなぁ...
rd「えーと、じゃあ自己紹介お願いします」
そう担任に言われた彼女は一度深呼吸してから、
『今日からここのクラスにお世話になる、早乙女Aです。よろしくお願いします』
と言った。
え、声も可愛いとかやばいやろ。鈴転がしたみたいな声やん。
rd「えーと、じゃあ早乙女は...シャオロンの隣、空いてるしあそこで」
『ふぇ？』「は？」
俺と彼女の声が重なった瞬間だった。
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うp主(プロフ) - 桜らてさん» 桜らて様！ありがとうございますぅぅ！このコメを糧に小説頑張ります...←重い (2021年10月17日 11時) (
レス) id: 439405e8a8 (このIDを非表示/違反報告)
桜らて(プロフ) - 初コメ失礼します！誕生日おめでとうございます。←早い (2021年10月16日 20時) (レス) @page8 id: e5b17e6d43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うp主 | 作成日時：2021年10月3日 18時
