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なんだかんだでモールに着き、バスを降りた。
拓弥「 最初、洋服見てもいい? 」
「 はい! 」
これだけお洒落な服を着ているんだから、多分すごいお店だよね…。
着いたところはやっぱりすごいお店だった。
値段が気になったのでタグをみてみると、衝撃的すぎて言葉が出なかった。
高校生なのにどこからこんな高い服を買うお金があるのよ…。
一方拓弥くんは、タグなんか見もしないで何着も手に取り、鏡の前で合わせている。
すごい楽しそう。
拓弥「 ねえ、どれがいいかなあ 」
「 ええ、私センスないから… 」
拓弥「 うーん、どれがいいかな 」
実際拓弥くんが取ったやつ全部似合うと思うし。
拓弥「 いいや、全部買お 」
「 え 」
彼は合計4着をレジに運ぶ。
ね、値段がえげつない…。
拓弥「 お待たせ。平野もなんか見る? 」
「 あ、いや、私は特に… 」
拓弥くんはお気に入りの服を変えて満足のようだ。
拓弥「 あ、あれ似合いそう 」
拓弥くんが指さしたのは表に飾ってある上品な感じのコート。
「 私こういうの似合うかな… 」
拓弥「 似合うと思う。特に今日のコーデには 」
にこりと笑うと、彼はそのコートを持ってレジへ。
「 いや、ちょぃ待ち!お金ないから! 」
拓弥「 買うから大丈夫 」
一体そのお財布にはいくらはいってるの?
「 あ、ありがとう。今度なんか返すね… 」
コートを受け取ると、拓弥くんはキラキラした目で
拓弥「 それ、今着てよ 」
と言ったので、今着ている上着を脱ぎ、そのコートを着た。
拓弥「 やっぱり似合ってる!俺センスあるわ〜 」
私が着ていたコートは袋に入れ、持ってくれた。
もっと冷たいのかと思ってたけど何から何までしてくれて、凄い紳士的だ。
どんどん彼の魅力に染まっていく。
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(大川 )あや(プロフ) - 初めまして!甘過ぎず、苦すぎない微妙な甘さがあって、ずっときゅんきゅんしてました!終わり方も綺麗な落ち方で凄く参考になりました! (2019年3月1日 13時) (レス) id: af94ab82c1 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - 最高ににやけました。読んでてほんとに幸せな気持ちでいっぱいでした!!今でもにやけが止まりませんw (2017年3月1日 18時) (レス) id: 212b190c3c (このIDを非表示/違反報告)
菱(プロフ) - 一週間だった!早いな笑寂しいですけど、幸せストーリーをありがとうございます! (2017年2月23日 1時) (レス) id: d91f510f78 (このIDを非表示/違反報告)
きーちゃん - 毎回見させてもらってます!鎖骨ちゃんさんめっちゃ小説書くの上手いです!とってもキュンキュンさせてもらってます!!これからも読ませてもらいます!頑張ってください!!あと!お体にお気おつけください! (2017年2月22日 20時) (レス) id: dd940f8b79 (このIDを非表示/違反報告)
りゅーちゃん(プロフ) - 鎖骨ちゃんさん» はやく治りますように!。 これからも読まさせていただきます(^人^) (2017年2月22日 12時) (携帯から) (レス) id: f2d9b8567a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鎖骨ちゃん | 作成日時:2017年2月13日 22時