53.漂流 ページ9
「チャニ！上着、着て行った方が良いよ！
ボノニ大丈夫？ゆっくりしてられないよ？」
DN「クァニ流石、ありがと」
VN「そっちこそ自分は大丈夫？」
少し出遅れた人を気にしながら、手を動かす。
HS「こういう時でも冷静だから頼りになるな…」
SC「俺よりよっぽどリーダーしてるㅋㅋ」
言われるがまま、船に乗せられ荷物とバイバイ…
美容用品と洗面用品ともしものためにと気休め程度の食料を詰めたサバイバルキット。
到着まで時間があるみたいなので、寝ることになった。
最近、寝ないのが身に付いたのか寝れずにジーッとしていた時
WZ「…おい、こっち来い」
「うん、ありがと」
WZ「…感謝されるようなことはしてないけど」
「そういうとこ好き」
WZ「うるさい、寝とけ
最近、寝てないの知ってるからな」
「…感謝しても足りないかも」
───到着後。
宿舎に着き、あまりに少ない食料にイライラするメンバーもいる中、料理班と片付け班に分かれることになって、ちょっとでも寝ようと片付け班にこっそり紛れていると…
MH「どう考えてもクァニはこっちでしょ！」
SC「ウジにくっついてないで、こっち来な」
「中でちょっとだけ寝ても良い？
火起こさなきゃでしょ？料理はするから」
DK「良いよ良いよ、ミンギュいるし！」
SG「でも、火起こしなんてすぐだよ？」
「…そうだね」
この寒い中、火起こしはきっと時間が掛かるだろうと思ったけど、言ってしまうのはダメな気がした。
────…
ふと目が覚めると1時間半くらい経っていて、悪い予感が頭を過り、慌てて料理班の元へ向かってみる。
「大丈…夫…じゃないみたいだね…」
MG「あぁぁあぁ…クァニぃ…」
「それじゃダメだよ、変わって変わって」
DN「え？クァニ出来るの？」
完全に青ざめているみんなを横目に真ん中へ近づく。
「木、もっと細いの持ってきて貰っても良い？」
SC「分かった」
「枯れた植物とか木の皮とかあると良いんだけど…
"松ぼっくり"…韓国語だとなんて言うんだろ…」
「風上立ってて、ホシウジコンビ…」
───…
「…あ、付いたんじゃない？
おぉー、案外早かったね」
SG,DK,DN「嘘でしょ…うわぁ、すごい…」
「起こしてくれても良かったのに…」
WZ「船でも結局、そんなに寝てなかっただろ？」
HS「うんうん、だから…なぁ？」
SC「料理もお前が頼りだったから…」
「…ちょっとなんか泣きそう」
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めろんぱん(プロフ) - 紅一点ものは合わないので読まないのですが、元がセブチの番組なので似通ってしまいますよね…ご忠告ありがとうございます。 (2019年5月18日 21時) (
レス) id: 6c9c133ca2 (このIDを非表示/違反報告)
むい(プロフ) - 紅一点もので料理するまでの流れがにてるお話を見たことがあります！似通ってしまうものかとは思いますが、パクリと言われないようにお気をつけください〜 (2019年5月18日 21時) (レス) id: 11c22055cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2019年3月22日 20時
