37.役割 ページ41
WZ「───で、パートの方が…」
大人「14人分か、難しいな…」
ここに僕がいる意味あるのかな…?と思うくらい、置物と化していた。事前に僕と曲を作り、それが完成間近であると伝えていたらしく、スムーズに話が進んでいた。
というのも、つい先日ようやくデビューという大きな目標も近々達成されると知らされたからだ。
芸名がそれぞれ決まり、デビュー前にSEVENTEENプロジェクトという番組の放送がされることも決まった、今この瞬間もカメラが回っている。
スニョニヒョンだけでなく、メンバー全員が今まで以上にレッスンに熱を入れ、デビュー曲が出来上がるのを心待ちにしている状態だった。
WZ「それでお前はどう思う?」
「ぇ…ん、あーっ…と?」
WZ「はぁ…今魂抜けてたぞ、ここに連れてきた意味なくなるだろ」
「申し訳ないです…」
大人「このパート分けで良いかって話なん…」
「ん、ちょっと見せて下さい…」サッ
WZ「どう思う、これで良いか?」
「…多すぎます、出来ません。
僕パフォチですよ?」
大人「知名度が少なからずあって、実力もある。
妥当だと思うんだが」
「でも、これは違うと思います。」
WZ「…だろうな。
俺も正直、違うと思う。
力強さが足りないし、個性もあんまりない。
でも、どのメンバーとも相性の良い声をしてる。」
「…?ちょっと話が見えてこないんだけど」
WZ「俺はコーラスパート向きだと思う。」
「え、それって他のメンバーのパートを奪うような…」
WZ「それは違う、絶対。
俺よりも癖がなくて透明感がある、和音にすることでお前も他のメンバーも惹き立つ。」
大人「それにコーラスなら実質的にパート自体は減らさずにククァの意見も通ることになるな。」
「…じゃあ、ソロパートの部分だけでも僕に決めさせて下さい。」
WZ「お前、ほんと物分かりが良い。」
「2番サビのここ、これの2回目の部分だけなら1人で歌っても良いです」
WZ「言ったな?撤回させないからな」
「その代わり、僕が歌うはずだったところはウジヒョンが歌って下さいよ?」
WZ「言われなくてもそのつもり」
「流石ですね、プロデューサーは」
大人「ククァも作ったんだろ?
ウジがプロデューサーなら、お前はアシスタントプロデューサーだな」
WZ「それめっちゃ良いじゃんㅋㅋㅋ」
「やめてよ、モデルだけで肩書きは十分…」
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まぁ - 間違えました!パホチです!ごめんなさい! (2019年4月22日 23時) (レス) id: 7e3cb42fcf (このIDを非表示/違反報告)
まぁ - ヒポチってミンハオもですよ〜! (2019年4月22日 23時) (レス) id: 7e3cb42fcf (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - れもんさん、コメントありがとうございます!嬉しいです、近いうちにジスとの絡み上げたいと思います〜! (2019年3月10日 2時) (レス) id: 6c9c133ca2 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - この作品好きです!私はジョシュアが好きなのでジョシュアとの絡みみたいです~! (2019年3月9日 23時) (レス) id: a1d45c281e (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 初めて書いた作品が、早くもこんなに沢山の方に見てもらえて嬉しいです。ハオも今後必ず登場します。このメンバー尺少なくない?など、意見聞かせてもらえると、今後作品を書く上で参考になるので良ければお願いします (2019年2月24日 2時) (レス) id: 6c9c133ca2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろんぱん | 作成日時:2019年2月10日 13時