#129 ページ29
「ジフンさんっ！？」
パソコンかなにか重いものが落ちたような気がしたので、ノックもせずに部屋に飛び入った。
モニターが落ちたらしく、それが積み上げられていたエナジードリンクやコーヒーの缶や瓶に当たって崩れ落ちていた。
その傍には、気を失ったジフンさんがいる。
「ジフンさん！！ しっかりしてください！！」
慌てて上体を抱えたが、ジフンさんは目を覚まそうとしない。
「誰か来て！」と叫ぶと、一目散に駆けつけてくれたウォヌさん。
この様子を見て、素早くジフンさんを抱えた。
「ワンちゃん、俺はジフナを救護室に運んでいるからジスヒョンをお願いできる？」
「はいっ！」
わたしは急いで会議室に向かい、ジスさんに事情を話す。
彼を救護室に向かわせた。
「ジフナ。カフェイン中毒かもしれない」
スニョンさんが言う。
「Aちゃんは見たでしょ？ 缶の山」
そういえば、部屋に入った時にそれが床に散らばっていた事を思い出した。
「ジフナのプライベートゾーン兼仕事場で、誰も入る事を許されてないスペースだからびっくりしたでしょ」
「びっくりしましたけど……なんでスニョンさんはご存じなんです？」
「俺とジフナは幼い頃からの親友だから。中学生の時からほぼ毎日コーヒーやエナジードリンクを飲みながらパソコンに向かっているのを知っているんだ」
「だから背が低いのかなあ」
状況を知ってか知らずか、水を差すような独り言を呟くチャンくん。
彼はさておき。
「ハッキング担当のジフンがいないのは痛い。ジュンフィもミンハオと一緒に台湾に出張に行ってるし……」
つまり、今の状態で依頼を受けるのは難しい。
その時、なにかをひらめいた顔をするスニョンさん。
「そうか！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 402人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ははは - モフるってウォヌが言ってるの想像したらやばい...可愛すぎて死にそう。あの犬を撫でる動画思い出した (2020年10月22日 5時) (
レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
ははは - ごめんなさい。。ラボがラブホに見えた.../// (2020年10月22日 5時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
ははは - ジュンピ格闘www本当にストーリーうますぎる。。 (2020年10月22日 4時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - yuinaさん» コメントありがとうございます！頑張ります(^^) (2019年8月28日 4時) (レス) id: 45070bf52f (このIDを非表示/違反報告)
yuina - 展開がすごく気になります！更新頑張ってください！ (2019年8月27日 14時) (レス) id: f033a0525e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：菜々子
| 作成日時：2019年8月23日 12時
