童子切の刀

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鬼が3匹ページ7

side 加州

主が、政府から託されたっていう刀剣を顕現した。

現れたのは、綺麗な女の子みたいなやつ。

舞う桜にも劣らず、神秘的。

天下五剣の一振りらしく、あぁ確かにって、妙に納得した。

三日月や数珠丸、大典太達と何かが似てる気がするし。

童子切に近づき、言葉を交わす。

近くで見てもやっぱり綺麗で、深緑の瞳の奥には橙の瞳孔があるのに気付いた。

｢俺は加州清光。この本丸一の古株ってね。
分からないことがあったら何でも聞いて｡よろしくね、童子切。」

｢うん。よろしくねー、加州｡」

今だ青い顔をしている主が言った。

主って意外と怖がりなんだよね。

｢政府もまさか、童子切を刀剣女士の試験実装に選ぶとはなぁ｡」

｢え……？」

今、おかしな単語が聞こえてきたよね……？

“女士“……？

｢私も驚きですよ。政府側にいろいろ事情があるそうですけど、私は興味ないんで知りませんねぇ」

二人とも、まるでそれが普通であるかのように話してる。

｢女士……？」

それを聞いた主は、息をするくらい自然に、爆弾を投下した。

｢あれ、言ってなかったっけ。童子切はな、刀剣女士の試験実装で顕現されることになったんだ｡」

つまり女だな。主のその言葉を聞いたとき、またか、と思った。

やっぱりこの主はそういう人なのね……。

あーあ、頭が痛くなってきたなぁ。

俺の声が響くまで、あと3秒。

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口調がよく分からない