恋と勉強の両立法。【さとみ】

25時間目 ページ25

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「お前さあ、本当に今日が土曜日で良かったな」





『土曜日じゃなくても泊まるつもりだったもーん！』





シャワーを浴びて着替えた後、さとみくんにドライヤーをしてもらう。





髪を触られると眠たくなって心地良いけど、どこか手付きの良い乾かし方には少し引っ掛かる。





元カノにしてたんだろうな、なんて醜い嫉妬をしながらスマホを手に取った。





『うわ、新着メールと着信ヤバいわ』





「なーくんって昨日のアイツ？」





『うん。イケメンっしょ』





大量にきたLINEを無視して、乾かし終わった髪をといた。





「俺の方がAに好かれてる自信あるし。あと今日はツインテールにしてよ」





拗ねたさとみくんが可愛くて愛しくて堪らない。





『ポニーテル、ツインテール、私は怒ってーる！むっ』





「可愛い」





ツインテールは、ぶりっこで幼く見えるって言ってたのは大嫌いな義理母。





あざといから25歳まではしても良い、なんて会話が成立されてないんだよ。





『さとみくんは世界一カッコいいよ。だから好き！…いや、全部好きだからカッコいいのか…？』





そんな義理母に似たのか私の語彙も追い付いていない。





「俺が俺で良かったって思える所はAに好き好き言ってもらえる所だよ」





先生って未来まで設定してくれないから、





私が決めなきゃって思わないといけないのが生徒、？









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