おさななじみ。【黄】 (ページ10)

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9.仲直り？2 ページ10

るぅとside

る｢聞いて。僕の気持ち。｣

時は遡(さかのぼ)ること1日前

はぁ。なんであんなこと言っちゃったんだろう。Aは僕の大切な存在だし、守っていこうと思ってたのに。

初めてあったAはとても可愛くて。

自分の幼なじみだと知った時はぶっ倒れるかと思ったもん。
こんなに可愛い子が僕の幼なじみ！？って。

なのに……

｢なんでだよ…ッ…。A…ッ…！！｣

本当はAに欠点なんかないと思ってる。
むしろいいとこだと思う。

しかも、僕が愛心を好き？ありえない。

僕が何年間、Aを好きでいると思ってる？
一方的な片想いだけど。15年間、想い続けてるんだぞ？

やっぱり勘違いだってちゃんと伝えよう。

…で今かな。

『聞きたくない。どうせ愛心さんとのことでしょ？』

る｢決めつけんな。僕のことは僕が決めてるんだ。｣

る｢僕は、愛心の告白を断った。｣

『じゃああの時愛心さんの言葉をさえぎったのは？』

る｢……言葉はわかってた。だから言われる前に断っときたかった。｣

Aが好きだからと言おうとして自分を制止した。

告白は、まだ早い

『じゃあ、本当なの？』

Aの声がわずかに震えている。

る｢まだ信じられないの？｣

『ふぅ．分かった。』

よかった。

僕はきゅっとAの手を握った。

る｢でも僕も、ごめん。欠点はAに存在しないと思うよ。｣

『お世辞ならいりませんよ？』

ひど( •᷄ω•᷅)

でもAの顔は笑ってる。

すごく自然に。