十九話 ページ20
Asaid
「勿論良いぜ」
そう返ってきたメールに安心した
こんなに長い間返事も何もしなかったのに
でももしかしたら怒っているかもしれない
そう思いながら携帯の電源を切って目の前の屋敷を見る
私が子供の時に作った屋敷への迷路
何故か人は解けない
屋敷に入れば、女中達が私に挨拶する
奥の部屋に通され中に入れば、妹と父上が居た
「座れ」
そう言われて座れば
「顔合わせが一週間前になった。だがいいな？この婚約は相手の情報を抜き取る為に仕向けた罠だ」
「存じ上げております」
「決して抜かりのないよう頼んだぞ」
そう言われて頷く
「情報を抜き次第、俺たちの部下が其奴を殺す準備もできている」
恐らく、ポートマフィアもそれには気がついているだろう
お互いがナイフを持って結婚する
こんなに幸せではない結婚があるだろうか
「承知しました」
そう言ってチラリと妹を見ればニヤニヤと笑っている
私が苦しんでいるのを見るのが楽しいのか？
そう思いながら席を立つ
「ああ、それと、見合い相手の情報は少ないが、どうやらお前の二つ上だそうだ」
「心得ました」
どうでもいい
「では、仕事もありますのでこれで失礼します」
そう言って部屋を出る
「お嬢様……」
「……私に近づかないで」
私の肩に触れようとした女中の手を振り払い外に出る
後ろを少し見れば悲しげな女中
「……ごめんなさい」
そう呟いて扉から出た
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月25日 1時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 正直にいうと後半の妹サイドの話、私は姉側に入り過ぎて自分の様に体調壊すまで痛みますその話はどれくらいで終わりますか。終わっていたらそこから読みたいのですが、どこからか教えてください (2019年5月31日 7時) (レス) id: 8edac39d65 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» ええ、救いようがなくて何か言って入りたびに呆れてしまいます。救えないのです (2019年5月26日 20時) (レス) id: 996d91c156 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - 居ますよね…救いようが無いからなぁ… (2019年5月26日 20時) (レス) id: b8888aeaec (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» そうなんですか？じゃあ……自信持って頑張ります！そうですね。そうなんですか？私のクラスでも居ますね……改心できたら良いのですが、そんな気楽なもんじゃないから嫌ですね (2019年5月25日 13時) (レス) id: 996d91c156 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リュカ
| 作成日時：2019年5月12日 15時
