三十七話 ページ38
Asaid
なんだか悪いことをしてしまったよう
中原さん……怒っていた
そう思いながらこれ以上断っても失礼なので寝室に入る
と
「やあ」
「……だ、太宰さん！？え、え……！？」
「どうした？A」
お風呂場から中原さんの声が響いて聞こえる
「え、あ、えっと……」
チラッと太宰さんを見れば人差し指を口元に置いた
「だ、大丈夫です」
「そうか？」
そう言って扉を閉じる
「いや〜悪いね。それで？妹ちゃんぶっ飛ばすのかい？」
「……はい。でも……なんだか怖いのです」
そんな事したらダメだって心の中で思う
でも、ぶっ飛ばしたいとも言ってる
何方が正しいのか判らない
「……君が率直に思ったことで良いのだよ。人の勘ってね、最初に思った事が正しいんだよ」
そう言って太宰さんが窓を開けて出て行く
「私は良いと思うよ？君は何年も我慢してきた。殴り蹴飛ばしても良いと思うよ。私なら……殺すけど」
一瞬驚く
太宰さんは武装探偵社の筈
でも、私だって数年は黒社会に入っていたから判る
「太宰さん、貴方は何者なんです？」
そう聞けば太宰さんはニヤリと笑う
「そうだね、君と似ているかもしれないし、似てないかもしれない」
そう言った瞬間カーテンが風でたなびき、消えた
「……私に似てて似てない……」
どういう意味か判らないが一瞬浮かんだのは
似ているのは黒社会に居て、似ていないのは私は今ポートマフィアに入ってまだ黒社会にいるって所
「……本当に風のような人だ」
そう思いながらベッドを見る
……本当に寝て良いのだろうか……
「おい、まだ寝てねェのかよ」
そう言って中原さんが髪をタオルを拭きながら入ってきた
「窓開けっ放しじゃねェか。大丈夫か？寒くないか？」
そう言って心配してくれる中原さん
「早くベッドに入れ。俺はあっちに居るからなんかあったら言え」
そう言って中原さんは寝室から出て行った
……もう少し考えてみよう
そう思いながら恐る恐るベッドに入る
ベッドはとてもふかふかですぐに寝てしまった
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月25日 1時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 正直にいうと後半の妹サイドの話、私は姉側に入り過ぎて自分の様に体調壊すまで痛みますその話はどれくらいで終わりますか。終わっていたらそこから読みたいのですが、どこからか教えてください (2019年5月31日 7時) (レス) id: 8edac39d65 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» ええ、救いようがなくて何か言って入りたびに呆れてしまいます。救えないのです (2019年5月26日 20時) (レス) id: 996d91c156 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - 居ますよね…救いようが無いからなぁ… (2019年5月26日 20時) (レス) id: b8888aeaec (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» そうなんですか？じゃあ……自信持って頑張ります！そうですね。そうなんですか？私のクラスでも居ますね……改心できたら良いのですが、そんな気楽なもんじゃないから嫌ですね (2019年5月25日 13時) (レス) id: 996d91c156 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リュカ
| 作成日時：2019年5月12日 15時
