二十四話 ページ25
中也said
言った
言ってしまった
そのままAは俺の目を見たまま固まっている
次第にその目は揺らいで頰が赤くなった
そのまま視線を逸らしてAは下を向く
そして出た答えは
「……ごめん、なさい」
その一言が、俺を押しつぶす
“ごめんなさい”
「そうか……」
いや、此処は悲しむんじゃねェ
「なら、これからも友人としてよろしくな」
笑え
「だから、泣きそうな顔をすんな」
そう言って下を見ている顔を上げさせると
「そうじゃ、ないの」
「え?」
涙が溢れた目で俺を見るA
「私も好き、です。でも、無理なの……」
そう言ってそのままAが走り出した
俺はその言葉に驚き、直ぐに行動できなかった
Aも、好き?
え、聞き間違えか?
ならなんで無理なんだ?普通両思いなら付き合うんじゃねェのか?
……でも、彼奴は泣いていた
これは何かある
……調べてみるか
そう思い踵を返す
今会ってもAの精神が心配でもある
今日のところはそっとしておこうと思いながら俺が一度マフィアに戻る
マフィアの情報網なら何か判るかもしれねェと期待しながら
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月25日 1時) (レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 正直にいうと後半の妹サイドの話、私は姉側に入り過ぎて自分の様に体調壊すまで痛みますその話はどれくらいで終わりますか。終わっていたらそこから読みたいのですが、どこからか教えてください (2019年5月31日 7時) (レス) id: 8edac39d65 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» ええ、救いようがなくて何か言って入りたびに呆れてしまいます。救えないのです (2019年5月26日 20時) (レス) id: 996d91c156 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - 居ますよね…救いようが無いからなぁ… (2019年5月26日 20時) (レス) id: b8888aeaec (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» そうなんですか?じゃあ……自信持って頑張ります!そうですね。そうなんですか?私のクラスでも居ますね……改心できたら良いのですが、そんな気楽なもんじゃないから嫌ですね (2019年5月25日 13時) (レス) id: 996d91c156 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リュカ | 作成日時:2019年5月12日 15時