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08.古本とタイツ ページ8

〆.



「古本回収ってどこに持ってけば買い取ってくれるのかなぁ」



ある日の放課後。



友達との何気ない会話にいちはやく反応したのは、やはり斜め後ろの小瀧くん。



彼は私をストーキングするために、私が帰るまで帰らないのである。



「俺、高く売れるとこ知っとるよ」



「売れなくてもいいけど…」



「え、売らんの?」



見当がついたよ。



小瀧くんだね?



小瀧くんが買い取ろうとしてるんだね?



「うん、ほんと。お金いらないから持ってってくれたら」



「タダでええの?!」



それは自白かい?



「うん。もし大丈夫なら、小瀧くん持ってってほしいな」



「もちろん!!」



「じゃあこの後、いい?」



「ええで!」



嬉しそう。必死にニヤけを抑えてる感じ。



ごめんね、古本たち。



幸せな最期を祈るよ。



「あ、」



「ん?」



今日は小瀧くんにたくさんオカズを与えてしまうかもしれない。



「タイツ破れちゃってる」



「!!」



「あーあ、結構悲惨……」



「…………………」



放課後の教室に残っているのは、私と友達と小瀧くんの三人だけ。



「脱いじゃえば?」



「だね」



「!!!!???」



じゃあ部活行くわ〜と教室を出ていった友達。



小瀧くんが静かに盗撮(静止画、動画ともに)開始したので、気付かないふりをしてタイツを脱いだ。



「新しいの買わなきゃ」



小瀧くんが「生足……」と呟いたのは、もう何も言うまい。



それから二人で帰ったけれど、小瀧くんが私のスカートの下に興味津々だったので、見えないようにガードしておいた。



「Aちゃんのスカートになりたい……」



とんでもない独り言だねぇ、小瀧くん。



〆.

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設定タグ:ジャニーズWEST , 小瀧望   
作品ジャンル:ラブコメ
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tomoshige - はゆなさんめっちゃいい人ですね、 (2019年8月1日 21時) (レス) id: 0c3559fc26 (このIDを非表示/違反報告)
のんぴろーが欲しいお年頃。(プロフ) - このお話すごく好きです。 (2019年1月21日 20時) (レス) id: ceb3b02307 (このIDを非表示/違反報告)
はゆな(プロフ) - ももさん» ありがとうございます!ご報告も感謝です。一応許可はしてるんですよ。こっちの作品を見ていない人が、その方の作品を見れば、同じように胸きゅんを味わえるじゃないですか?つまり私のことを知らなくても、私の妄想で萌えていただけるなら、それは嬉しいことなんです! (2018年11月14日 8時) (レス) id: 0cb07950a3 (このIDを非表示/違反報告)
はゆな(プロフ) - お塩塩さん» ああああありがとうございます(´;ω;`)自分でも何回か読み直してます(笑)ちょこちょこ文章書き直したりしてるので、また気が向いた時に読み返していただけると嬉しいです!5回も読み返すって……相当気に入っていただけたようでなによりです(つω`*) (2018年11月14日 8時) (レス) id: 0cb07950a3 (このIDを非表示/違反報告)
もも - とても面白かったです!あの、いきなりなんですけど、この作品パクられてました! (2018年11月8日 13時) (レス) id: 3b4fc1bd63 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はゆな | 作成日時:2018年10月27日 21時

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