シンドリア王には、愛する妻がいた。 (ページ16)

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力ページ16

～ジャーファルside～
初めての私sideですね。

私はいつも通り書斎で資料の整理をしていた。

ジャ「今日は少しでもゆっくり出来たら…」

ﾄﾞｶｰﾝｯ!!!!!

すると、外からものすごい音がした。

ジャ「？！何事ですか！？」

今の音は庭の方？

私は庭に向かうと、そこには他の八人将がいた。

ヒナ「おっ！ジャーファルじゃねぇか！」

ジャ「ここで一体何を…」

私は言いかけていた言葉を止めた。

なぜなら、そこには武器を手にしていた、シンとA様がいたからだ。

シン「我が身に宿れ、フォカロル！」

A「我が身に宿れ、シリウス。」

ﾋﾞｭｰﾝ!!!!!

ヤム「A様のあの魔装は！」

シャ「全てを焼き焦がす「シリウス」！？」

ドラ「シンドバッド、アイツはどう戦う気だ？！」

シリウス…。

この世の全てを焼き焦がすほどの威力を持つ魔人…。

アリババ君の「アモン」とは比べ物にならないほどの魔人だ。

A「ホントだったら、あの子達にも見せてあげたかったんだけど、仕方ないわね。」ｸｽｯ

シン「特にアリババ君が見たら絶句しそうだな。」ｸｽｯ

そう言うと2人は少し間を取り、戦闘態勢を整えた。

シン「…はぁっ!!!!!」

先に攻撃をしたのはシンだった。

しかし…

ﾋｮｲ…

A「遅いわ。こっちからも行かせてもらうわよっ！」

ｶﾞｷﾝｯ!!!!!

シン「くっ!!!」

A「シン、あなた弱くなったかしら。」

シン「いや、お前が強いだけだろ…。」

A「そんなんじゃ…」

私は満たせないわよ。

全員-A「「っ？！」」ﾋﾞｸｯ

A様の言葉に、全員が恐怖を感じた。

シンは途中で「バアル」に魔装を変えたが、Aは平然としていた。

だが、2人は戦いをやめなかった。

ジャ「これ以上戦ってはいけないっ！」

今のふたりは、お互いボロボロ。

シンも既にマゴイを使い果たしてる。

しかしA様は少し息が切れているところだった。

A「ふふっ…もっと、もっと私を楽しませて！」

すると彼女の周りから多くのルフが溢れだした。

A「残響と冥府の精霊よ、汝と汝の眷属に命ず、我が魔力を糧として、我が意志に大いなる力を与えよ…」

「プルトン」

全員「「！！？」」

この場にいる全員が恐れた。

なぜなら「プルトン」は…

この世の全てを滅ぼす力を持つ「ジン」だからだ。