平和な世の中 ページ12
〜Aside〜
朝会も終わり、各自仕事についた。
私は部屋で資料の整理をしていた。
A「マギ…。」
私は彼、アラジンと会ってから色々悩んでいた。
彼はいったいどこから来たのか。
彼は他のマギとは違う何かを持っていた。
そして…
A「4人目のマギ…。」
いったいこの世はどうなっているの…？
私は窓の外を眺めながら、紅茶を飲んだ。
ｺﾝｺﾝ
A「入ってどうぞ。」
ｶﾞﾁｬｯ
ヤム「えっと…今良いですか？」///
扉の外には、ヤムことヤムライハがいた。
A「あら、ヤムじゃない。」ｸｽｯ
用件は何？と聞くと、ヤムは恥ずかしそうに言った。
ヤム「その…魔法の事で、色々教わりたくて…」///
A「ふふっ…構わないわよ。」微笑
そんな照れることないじゃない、と私が言うと、ヤムは、恥ずかしいのか、顔を真っ赤にさせて下を向いた。
A「この魔法はこの２型魔法に、６型魔法を加えると、音の力で物凄く早い水魔法が出来るの。」
私は、実際に魔法を使ってヤムに教えていた。
ヤム「わぁ!!!!凄いです！」
A「ありがとう。ヤムもすぐに出来るわよ。」ﾆｺｯ
そう言うとヤムは、メモをしていた本で顔を隠した。
A「ヤムはホント魔法に熱心ね。」
ヤム「はい。私はこの魔法で少しでも世界が平和になってくれないかと思って…。」
平和…。
・
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母「この平和な世の中を、私達が守っていかなくてはいけないのよ。」
・
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ヤム「A様？」
A「っ！…ごめんなさいね、少し考え事をしてたの。」
私はヤムの頭を撫でると、今日はここまでと言い、ヤムを部屋に返した。
A「平和な世の中…ね。」
私は窓に近寄り、街を眺めた。
楽しそうに会話をする街の人、
幸せそうな顔をする人々…
A「私がこの世の中を変えなくては…」
私は部屋を出て、少し街に出ることにした。
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作者名：夜空(ソラ) | 作成日時：2017年9月19日 22時
