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「イチャこくか？」
絶賛新居建築中(勝手に)の俺達はそれぞれ屯所の自室で寝起きをするよう言われているが…………風呂を浴び真っ直ぐ向かったのはAの自室
『あれ？イチャこかないって言ってませんでした？』
「それは人前ではって意味だ。入るぞ。」
鏡台の前で寝支度を整えてるAを後ろから包み込み肩に顔を乗せて一呼吸するとAの香りがして心が落ち着いた
鏡越しに目が合うとAが柔らかく笑った
この笑顔をもしかしたら今日失っていたかもしれないと考えると今まで培ってきた死に対する見解がブレちまった
「…………死ぬことなんざ怖くなかったんだがな」
『……え？』
「俺が死ぬのもAが俺の前から居なくなるのも怖くなっちまった」
Aに絡み付いた自分の腕の力を強めるとより体温を感じ………今、己自身もAも生きていることを実感する
だが………未だ「死への恐怖」が脳裏にこびりついて離れない
『来世でも結婚してくれるんですよね？』
「あぁ…来世のAがどんな姿でも一緒になる」
『ふふっ………じゃあ死ぬのは怖くないですね……』
「……そうだな」
来世だなんて過去の俺ならば一蹴していただろう……今は恐怖を払拭しやがるから不思議なもんだ
『食恋族に食べられた時、死の恐怖よりも十四郎さんが助けてくれるから大丈夫だって全く怖くなかったんですよ…実際に助けてくれましたし…』
「それは指輪の力だろ……俺は何もしてねぇ」
『十四郎さんが腹の中まで助けに来てくれたから指輪も力が発揮できたんだと思います…刀も持たずに突入するなんて普通出来ませんよ』
「がむしゃらだったからな…あんな無鉄砲な行動するとは鬼の副長失格だ」
『鬼の副長にがむしゃらに助けにきてもらえるなんて私は幸せ者ですね』
「ふっ……俺の弱音をどんだけポジティブにかえすんだお前は…」
「ほんと、できた嫁さんもらったな俺は……Aのおかげで強くなっていく気がする」
『十四郎さんは強いですよ……けど、これからも私の前だけでも弱いとこ見せてくださいね』
「あぁ、そうする……ありがとよ」
Aに弱音吐き出せるから強い俺で居れる…………この唯一無二の存在を更に愛しく感じて何度しても飽きない口づけを落とし
更に強くなろうと心に誓った
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Zoo(プロフ) - なんぱんさん» なんぱんさｧｧｱん(；ω；)最近ほのぼの続きだったのでブッこみましたw泣かせてごめんアル( *´・ω)/(；д； )更新がんばりますーー！コメントありがとうね(ちゅき) (2020年9月27日 11時) (
レス) id: b2f3d14e7d (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - まってむり泣いちゃうTTこの幸せ絶頂期にこれはもう...更新楽しみにしてますTTTTTTTTTT (2020年9月27日 11時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Zoo | 作成日時：2020年8月11日 19時
