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「また銀さんと神楽ちゃんいなくなっちゃいましたね姉上。」
「まぁまぁ新ちゃん!大丈夫よ!すぐ戻ってくるわよ……ってほら来た」
「姉御ォオオーーー!」
「あらあら神楽ちゃんどこ行ったかと思ったら……って誰なのその子は?」
「コイツはAアル!病院で銀ちゃんが枕投げてケガさせた可哀想な子ネ!」
「Aさんじゃないですか!!って神楽ちゃん!また無理矢理引っ張ったんでしょ?!!すみませんAさん……大丈夫ですか?」
『ハァ…ハァ……なんとか無事です』
「ほらこれ飲んで。」
『あっ。すみません!ありがとうございます!』
綺麗なお姉さんに水を渡されて飲んで一息ついた
「Aさん!紹介しますね!こちら僕の姉上の……」
「志村 妙です!病院で銀さんにケガさせられたんですって?大丈夫でしたか?私からあのバカ侍にガツンと言ってあげますからね!」
『えっ!えっと……あの……』
妙さんは綺麗で笑顔も素敵だけど握りしめた拳がまるでプロレスラーのようで少し震えた
「Aも自己紹介するアル!」
『あっ!そうだった!妙さんはじめまして!私はAAと申します。今は真選組で住み込みの女中を……』
「「「住み込みの女中ゥ!?!!」」」
みんなすごい顔して私を見て叫ぶ
「なに考えてるかA!あんな男だらけのむさ苦しい所にか弱いレディーが住み込みなんて!今すぐに辞めるアル!自分をもっと大切にするアル!」
『えっ!?!』
「そうですよAさん!沖田さんに脅されたんですか?!大丈夫ですか?!なにか弱味握られてるんですか?!」
『ええっ?!?』
「許せないわあの変態ゴリラストーカー!こんな若い子を誘拐して監 禁するなんて!Aさん今すぐ荷物まとめてウチに来なさい!ねっ?!」
『ちょっ、ちょっと落ち着いてください皆さんんん!!』
「そーだ。落ち着きやがれ!この3バカトリオが……警官侮辱罪でまとめてしょっ引くぞ!?」
『ひ、土方さん!』
振り向くと明らかにご立腹の土方さんが腕を組んで立っている
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作者名:Zoo | 作成日時:2020年5月14日 22時