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「チッ…ったく土方のクソヤローのせいで………おら!メス豚ァとっとと歩きやがれィ!」
仕方なく隊長さんと病院の中に入った
ーーーーーーー
「エェエエ?!?検査結果は異常なしィ?!?」
検査が終わりパトカーで迎えにきてくれた山崎さんの声が車内に響く……
「これが検査結果一式。自分の目で確認しろ…俺は寝るぜ……寝てるからって首輪取るんじゃねぇーぞメス豚ァ……」
「ってなに首輪つけられてのAさんんん!!?!」
『えっ……あっ!!いつのまに首輪なんて…!!』
外そうとするとアイマスクをつけてるはずの私の隣に座る沖田さんが私の手を制止する…
「おーい…外すなって言ったよなァ??」
『どうしてですか!!?ってかいつの間に首輪つけたんですか?!?』
たぶん私が窓から見える宇宙船を夢中で眺めてた時にでもつけられたのかな……
「ゥるせー黙れ。お前の検査付き添ったのは……だーれだ?」
『沖田さんです……』
「お礼は体で払うんだよォ?わかったか?このメス豚がァ」
『ううう……病院内ではそんなこと一言も……』
病院内では沖田隊長はずっと落語のラジオとやらを聞いてて大人しかったから……油断してたらドS発言……もうなんなの…掴めない人だなぁ沖田さんって…。
「ZZzzz」
「……Aさん!今です!!今のうちに首輪はずしちゃってください!うちの変態ドS隊長が失礼なことして本当にすみません!!」
カチャカチャ……『フゥ……沖田さんは確かにヤバいですが……山崎さんがすごくお優しいので救われます!ありがとうございます。』
無事に首輪をはずし一息つき感謝をのべるとバックミラー越しに山崎さんと目が合った
「あっ……え、ええっとォ……どういたしまして///とりあえず!検査結果は何もなくて安心しました!……ってちがーーう!何もなくてどうしようですよ!」
『えっ…どうしようと言われても……』
「とりあえず!本当の個人情報教えてくれるまでは屯所で身柄をお預かりすることになるかと……」
『と、とんしょ?!?』
「はい!屯所です!これからのことは副長にも相談しながら……」
『とんしょ……やはり豚扱いされてる……山崎さんも沖田さんと一緒だったんだ……とんしょ……豚の所……?ハァ』
「えッ!?いやいやちょっと待って?!屯所は豚所じゃないですからね?!?おーい!聞いてますかー?!Aさーん?!」
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作者名:Zoo | 作成日時:2020年5月14日 22時