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首根っこつかまれながら屯所に戻るとすぐに作業着に着替えさせられた……
そして
『沖田さん…えっと……時間間違えてしまってすみませんでした……』
本当はあんまりこの人に謝りたくないんだけど、一応ダイエットの神だし…謝ってご機嫌をとらねば。。
「まー…あんたのおかげで土方のヤローおちょくれたから、今日は許してやらァ……」
カランカラン
「この木刀振ってみなァ。素振りはよく痩せまさァ…」
床に投げられた木刀を拾って今朝山崎さんに教わった素振りで振ってみた。
「なんでィその振り方!ぷっククク……」
『だ、だって刀なんて持ったことないんですよ?!?』
「真選組一番隊隊長の俺が直々に教えるんだ……ちゃんと言え。」
『教えてください!よろしくお願いします!』
「聞こえねーなァ」
『は!?えェッ?…こ教授ください!沖田先生!』
「……寝よっと」
『わーーなんで寝るんですか!もういい加減教えてくださいよ!』
「教えてください……ご主人さまぁ……だろォ。……はやく言え。」
『ごっ、ご主人さまァ……?!?』
そんな言葉恥ずかしくて言えるわけない!!
「はやくしろー。」
『クッ……お、教えて……ください……ごしゅ、ご主人さま……』
「ククククク……まだまだだなぁ!」
『どうして?!!ちゃんと言いましたよ?!』
「教えてください……総悟さまァ。の方がいいでさァ」
もうこうなったらヤケクソだーー!
『教えてください……総悟さま……』
沖田さんの大きい瞳をしっかり見つめて
真剣に頼んでみた。
「///////」
『えっ……なんか照れて「ゥるせー……これ以上喋るなら真剣で叩切ってあげまさァ」
『だって真っ赤ですよ?総悟さま』
「黙れってんだ…
あんた顔は良いんだから早く痩せて美女になって……はやく俺の前で四つん這いでひれ伏せ。そしてブヒブヒ鳴け。首輪も特注品を用意してあげまさァ。」
照れ隠しなのかやけに饒舌になった沖田さんは
あとは真面目に素振りを教えてくれたのだった……
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作者名:Zoo | 作成日時:2020年5月14日 22時