検索窓
今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:74,161 hit

*10 ページ9

『何故こんなことに』

「クフフ」

ひょんなことから骸と行動を共にしていたAだが、その途中雷を伴う大雨にあった。

ここから近い彼の家とやらに連れてこられたのだが、何だここは。

廃墟か?廃墟なのか?お化け屋敷?

あたりをぐるりと見回しても、ぼろいの一言に尽きた。


『ボッロイ家ー』

「なんらお前!!」

「犬、落ち着きなよ」


『ん?』

素直な感想を述べたところ、前方に何やら不思議な生き物を発見した。

「犬、千種。僕の妹分です『違う死ね』」


「「…」」

犬と千種は目の前で繰り広げられる光景を呆然と見つめた。

怪しげな笑みを浮かべたまま何もしない骸。

そんな彼の足を踏みつけ蹴るを繰り返す少女。


「骸様、一体その子は…?」

「妹分です『違う死ね変態』」

二度目のこのやり取り。

「テメー!骸さんになんてことを…!」


「犬、千種。タオルを持ってきてもらえませんか。突然の雨にびしょ濡れになってしまいましてね、クフフ」

「わかりました」


骸の頼みに、そそくさと動き出した二人。

「風邪をひきますよ、中へ行きましょうか」


ここまで来てしまっては仕方ないと観念したAは、おとなしく中へ入った。

これまたボロめのソファに腰かけ、渡されバスタオルで滴り落ちる水分を拭き取っていく。


「僕は着替えてきます」

そう言い残し、部屋には先ほどの二人とAだけが残された。


「お前何もんら?!」

『望月A』

骸がいなくなった途端、牙をむいた金髪の少年。

「犬、骸様の妹分らしいから乱暴したら怒られるよ」


その一言を最後に、三人の会話は途絶えた。

「ぐぬぬぬ」

『がるるるるる』

響くのは、犬と呼ばれた少年とAの威嚇の声だけ。

「う”う”う”う”ー!」

『がおがお!』

このやり取りは10分ほど繰り返された。

「…クフフ、一体何事です?」


擬音で通じる
(骸さん!こいつ良い奴びょん!好きな食べ物はアタリメらしいびょん!)
(今ので会話を…?)

大事な頂もの(画像有)!&アニメ用のTwitterはじめました!→←*9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (168 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
100人がお気に入り
設定タグ:雲雀 , リボーン , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アル - …あれ?望月のはずが18では如月になってますよ? (2020年8月18日 16時) (レス) id: 327b6bf4ac (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 将来バカップルまっしぐら...www (2015年8月1日 16時) (レス) id: a3dc584c6d (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - ありがとうございます!これからも頑張ってください! (2015年8月1日 16時) (レス) id: a3dc584c6d (このIDを非表示/違反報告)
有栖(プロフ) - レナさん» \\\\ウオオオ(っ `-´ c)オオオオオ////そう言ってもらえると嬉しいです…!3.4話更新したらリクエスト作品載せますね!! (2015年8月1日 14時) (レス) id: 400dfcaa62 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - ありがとうございます!この作品、読んでいくうちに「この作品最高!」ってなっていました!更新頑張ってくださいね (2015年7月30日 10時) (レス) id: a3dc584c6d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:有栖 | 作成日時:2015年7月8日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。