REBORN!―雲雀の非日常―

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『ぶえっくしょん！！！！！！』


「おっさんみてーなくしゃみだびょん」

「品がない…」


「クフフ、服が濡れているままでしたね。着替えを準備してきます」

変態かどうかはこの際おいてえおこう。

骸がこの中で一番まともだった。

犬と千種、この二人のなんと冷たいことだろう。


「鼻水たれてるびょん、これ使え」

「骸様が来るまでの間、これ羽織っておきなよ」


前言撤回。超優しかった。

骸がいる手前、恥ずかし方だけなのかもしれない。


『ずびびびびび。ありがとう』


待つこと10分。

「骸様、遅いね」

『様子見に行ってみるか』


3人で部屋を出て、骸を探し始めた。

広い廃墟の中を歩き回ること数分。


まさかの外から帰ってきた骸。


『…なんで外から』

「クフフ、女性用の服が見つからなかったもので」

まさかそこまでしてくれるなんて…。

骸のやさしさに態度を改めるべきかと思ったその時。


袋から出された服に一同唖然。


「ナース、いやセーラーも捨てがたかったんで両方買ってきました」

『絶対着ないから、絶対！！！！死ね変態！！！！』


「「…」」

「おや？それじゃあこれでどうです？」


もう何が出てきても驚かない。

出されたものは露出度の高いメイド服。


『死んでしまえど変態！！！！！！！』

Aの怒声とともに、骸の頬を打つ乾いた音が響くのだった。


＊


「…クフン」


『ぶえっくしょん！！！！！！ずびびびびび』

「おいおい、ほんとに風邪ひくびょん」


「仕方ありませんね、制服を貸しますよ。…クフン」


萌え要素
(こ…！これは！！彼シャツならぬ彼制服…！)
((ドン引き))

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