Full of love

． ページ20

永side



でも今回は紫耀もしぶとかった。



付き合ってくれたらいい、仕事中には手を出さないと言われた



俺はその約束を必ず破らないって言うことを条件に付き合った



付き合うと言ってもどうせ普段と変わらないだろうと思っていた



しかし、仕事以外の時間に甘やかしてくれるところとか、甘えてくるところとか



優しくエスコートしてくれるところ、愛を伝えてくれるところなどに惹かれてしまった



俺も俺で気持ちが抑えられなくなりある日愛を伝えてしまった。その時は確か、、



紫耀がソロの仕事でくたくたに疲れてしまっていたんや



その時でも俺に”愛してるよ廉“と愛を伝えてくれた



俺はその時、今まで我慢していた言葉を言ってしまったんや



“俺も愛しとる、紫耀”と、



紫耀は目ん玉が落ちるんじゃ無いかってくらい目を見開いて驚いていた



それと同時に押し倒され始めて身体を重ねた



紫耀はさっきまでの疲れはどこ行ったとツッコんでしまうくらい元気に動いていた



後から聞いたら紫耀いわく“ずっと我慢していたことが溢れて疲れどころじゃ無かった”らしい



その時俺は体力バカだと確信した



それからお付き合いは順調に進んでいった



でもある日事件が起きたんや



それは2人で仕事している時に起きた



目の前のシロサギを喰って終わったと思った瞬間



後ろに隠れていたシロサギの仲間に捕まり、首の辺りにナ イフをやり



よくある脅しをされた



目の前で家族が家族を殺 しているところを見た紫耀にはこの光景は辛かったと思う



ただでさえ追い込まれている紫耀に究極の質問が降った



俺を置いて逃げるか、紫耀が殺 されるか


勿論、その時にﾀﾋは覚悟したけど紫耀は自分が殺 されるのを選んだんや



紫耀は上手く回避してシロサギの仲間からナ イフを落として無事やったけど



その時俺は思ったんや、俺がいなければ紫耀が危険な目に遭ってなかったと、



それで俺は覚悟したんや、詐欺師は辞める。そして紫耀から離れると



その次の日、紫耀はソロの仕事に行った。



俺は荷物をまとめて別れようと言う紙を残して家を出た



数ヶ月もすれば冷静になって、とりあえず謝りに行こうと家に行ったが引っ越した様子やった



だからそれ以来紫耀には会って無かったんや



いつの間にネコも飼って…あの時より更にイケメンになって、ってなに考えてるん俺。



紫耀とはもう別れたやん…



だめや、やっぱ好きやわ…お前のこと

．→←．

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す