ACT86.復帰した仲間〜元セカンドチーム〜 ページ40
円堂「お前達なら絶対できる、自信を持って行け。」
全員「はい。」
翌日、円堂の言葉と共に全員気合いが入る。
天城「海王なんかに負けないド！！。」
三国「俺達の力を見せてやろうぜ！！。」
浜野「革命っ革命っ♪。」
夢香『« 何でコイツは能天気なんだよ#。»』
夢香が苛立つ。
天馬「寺川さん。」
咲凛は目線だけ天馬に向けた。
天馬「今日の決勝、絶対に勝とう。俺、信じてる。寺川さんが本当の、自分のサッカーをやることを。」
天馬がそう言うも咲凛はそっぽを向き無視する。
そのとき、校舎の方から二人の人影が現れた。
神童「青山、一乃。」
青山と一乃、彼らは元セカンドチームのメンバーだったが入学式に起きた剣城の襲撃により辞めたのだ。
なぜそんな二人が現れたのか。
一乃「俺達、またサッカーがやりたいんだ。」
全員は驚き声をあげ顔を見合わす。
青山「今さら復帰したいなんて調子のいい奴だって思うかもしれないけど、みんなのサッカーを見てたらまたどうしてもやりたくなったんだ。」
静かな空気が流れる中、神童が二人に歩み寄る。二人の表情は暗い、だが神童は言う。
神童「待っていたぞ。」
二人は顔を上げ驚きの表情を浮かべる。
倉間「神童本気でコイツらも入れる気か！？、一度逃げ出した奴等だぞ！？。」
神童「俺達のサッカーを見てもう一度フィフスセクターと戦うことを決心してくれたんだ。だったらそれでいいじゃないか！！。それに俺達がやろうとしている革命はまさにそういうことじゃなのか？。」
神童の言葉に全員は理解できていないようだ。
神童「もちろんホーリーロードで優勝してイシドシュウジから聖帝の座を奪うことは重要だ。けど俺達のサッカーを見た人がサッカーの素晴らしさを思いだし、本当のサッカーを取り戻そうと立ち上がってくれる。俺達だけじゃ革命は起こせない、革命にはサッカーを愛するもの全てが必要なんだ！！。」
全員が完全に受け入れられない雰囲気を浜野の一言で変えた。
だが咲凛は困惑していた。
咲凛「(サッカーを愛するもの全て・・・そんなので勝てるの？。いや、勝てるわけない、勝つためには強くならなきゃ・・・完璧に夢香にならなきゃ・・・！！。)」
決勝戦、また波乱が起きそうだ。
ACT87.決勝戦〜海王学園〜→←ACT85.河川敷〜松風天馬2〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
