ACT78.力〜可能性〜 ページ32
天気は快晴、今日の練習は天馬の技習得がメインみたいだ。
車田「行くぞ天馬！！。」
天馬「うわぁ。」
天馬「うおぉっ。」
車田と天城が相手をしている。
天馬「力が湧き上がるのを感じるんです。何かが俺の中から出たがっている力があるんです。」
みんなは天馬の練習を見守っている、咲凛はベンチの隣でヘディングをしながら見る。
天馬「そよかぜステップの風・・・もっと速く、もっと強く俺が風になる！！。」
天馬は再び挑む、すると天馬の背中から黒いオーラが現れた。みんなはその光景に驚く。咲凛も目を見開く。
咲凛「(間違いない、今のは化身の影・・・！！。)」
剣城が天馬に近づく。
剣城「おい、力が眠っているのは本当らしいな。」
天馬はキョトンとするも咲凛が前に出た。
咲凛「つまり、化身が出る可能性があるということです。自分じゃ気づいてないかもしれませんが今あなたから化身の影が見えたのです。」
天馬が化身と呟く。
剣城「円堂監督、コイツの特訓。俺達に任せてもらえませんか？。あいつの力を引き出せるかもしれない。」
円堂は頷くと頼んだぞと言う。
咲凛「京介、俺“達”って何なの？。」
剣城「お前にも手伝ってもらうということだ。」
咲凛はため息を吐くと言う。
咲凛「何勝手に決めてるのよ、化身が使えるのは私じゃなくて夢香よ。私にできることなんてないわ。」
否定するも剣城はそうでもないだろと言う。
剣城「お前には周りから見たことで指摘すればいい。お前は昔から見落としている所でもちゃんと見てるからな。夢香が必殺技をできるようになったのも、お前がしたたくさんの助言のおかげじゃねぇか。」
咲凛「・・・あんなのたまたまなだけでしょ、私はただこうしてみたらと思ったことを言っただけ。助言でも何でもないわ。」
そっぽを向きながら言う。
剣城「たまたまでできることじゃねぇだろ？、お前は昔からその洞察力と観察力、とくに周りの状況をすぐに読み取ることができる。十分役に立てるじゃねぇか。」
天馬「俺からも頼むよ！！。」
咲凛はじっと見ていたがやがて観念したかのようにため息を吐いた。
咲凛「・・・やれるところまではやってみますけど。」
天馬は笑顔になるとありがとうと言う。
咲凛「勘違いしないで、このまま断り続けてたらめんどくさそうなことになりそうだから仕方なくやるだけよ。」
素っ気なく言うも天馬はそれでもありがとうと言った。
ACT79.特訓〜潜在能力〜→←ACT77.銀水晶〜PRESENT〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
春空 - 星猫さん» ありがとうございます！！。 (2021年5月30日 0時) (
レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)
春空 - パティあすさん» ありがとうございます！！、これからも応援どうぞよろしくお願いします！！。 (2021年5月30日 0時) (レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - 続編おめでとうございます！初めの方からずっと追いかけてました(←言い方っ！)が、私この作品めっちゃ好きです！これからも楽しみにしてますので、マイペースに頑張ってください！ (2021年5月30日 0時) (レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！ (2021年5月29日 23時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
春空 - 星猫さん» どこにも作品が載ってないんですが・・・；；。 (2021年5月26日 19時) (レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
