ACT76.初恋〜First Love〜 ページ30
〜剣城side〜
葵「休憩です！！。」
神童「よし、みんな休憩に入るぞ！！。」
キャプテンからの声で全員ベンチの方へ行く、俺も休憩するために向かう。
葵「はい、どうぞ。」
空野からドリンクをもらい俺は咲凛の元へ向かう。
剣城「ちゃんと大人しくしてたみてぇだな。」
咲凛「・・・話しかけられて練習できなかっただけよ。」
そう言う咲凛は無表情で、瞳も暗く光が写っていないような錯覚に見えた。
剣城「(何とかして、元の本来の咲凛に戻せたらな・・・。)」
そこまでしたいというのはただの幼馴染みだけじゃねぇ、俺はガキの頃から咲凛のことが好きだ。
所謂、初恋というやつだ。もう10年ぐらいは俺の片思いのままだ。
咲凛にとっても、俺が初めての友達。
サッカーをするようになったのも俺がきっかけだ。まぁ、黒葉さんと夢香は元から誘おうとしたがいつもいなくなるためなかなかできなかったらしいが・・・。
剣城「(それでもコイツはサッカーを続けてる。今は夢香の意思で動いても、本当の自分の思いに気づくことができたら・・・。)」
咲凛「さっきから何ジロジロ見てるのよ、私の顔に何かついてる？。」
ジト目で見られていたことに気付いた俺は慌てる。
剣城「な、何でもねぇよ・・・！！。何にもついてねぇからな？。」
咲凛「そう、ならいいけど。」
納得すると咲凛は空を見上げた。
剣城「(変わってねぇ所もあるんだよな・・・。)」
１年前にフィフスセクターを裏切り脱走した存在、あのときの俺はなぜ裏切ったのか分からなかったが今なら分かる。それに、１年前と比べると心なしか綺麗になったように見える。
コイツはクールなとこが多いからかわいいより綺麗の方が合う。
今の咲凛は心の中では周りに怯え、怖がりになり何よりも自分のせいで誰かがフィフスセクターによって消されるのを恐れている。
心や精神がフィフスセクターの呪縛に蝕まれているのだろう。
剣城「(俺が絶対にその呪縛から解放してみせる。俺が咲凛を守る！！。)」
幼馴染みであり初恋の相手、誰よりも愛したい存在のために俺は何だってやると思った。
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春空 - 星猫さん» ありがとうございます！！。 (2021年5月30日 0時) (
レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)
春空 - パティあすさん» ありがとうございます！！、これからも応援どうぞよろしくお願いします！！。 (2021年5月30日 0時) (レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - 続編おめでとうございます！初めの方からずっと追いかけてました(←言い方っ！)が、私この作品めっちゃ好きです！これからも楽しみにしてますので、マイペースに頑張ってください！ (2021年5月30日 0時) (レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！ (2021年5月29日 23時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
春空 - 星猫さん» どこにも作品が載ってないんですが・・・；；。 (2021年5月26日 19時) (レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
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