ACT72.背負う者〜理解者〜 ページ26
咲凛「何を・・・言って・・・！？。」
剣城「お前が、自分の、本当のサッカーができるようになるためにも、俺に背負わせてくれ。」
剣城の真剣な目に咲凛は目を見開く。
咲凛「私のサッカーなんて・・・もうずっと前に捨てたのよ・・・封印したのよ・・・今更できるわけ・・・！！。」
天馬「できるよ！！。」
天馬が声を上げた。
天馬「自分のサッカーをするのに、早いも遅いも関係なんかないさ！！。」
他のメンバーも強く頷く。
それでも咲凛の表情が晴れることはなかった。
咲凛「・・・できるわけないでしょ、私のサッカーをしたところで・・・変わるわけがない・・・みんな私を見捨てるに・・・決まってる・・・わ。」
剣城「咲凛！？。」
言い終えたときに咲凛は泣き疲れからなのか眠ってしまった。
黒葉「・・・こりゃあ重症だな。」
奏馬「そうだね・・・今はそっとしておくのが一番だ。」
二人が離れ剣城は眠ってしまった咲凛をおんぶする。
黒葉「ごめんな、咲凛は昔から周りと馴染むのが苦手で・・・幼馴染みとの関係者以外の友達がなかなかできないんだ。」
奏馬「そういった性格になってしまったのさ・・・。」
黒葉「同い年で理解してたのは、夢香と京介だけ・・・ジュニアチームでも馴染むのに時間かかったって聞いたことあるし・・・。」
奏馬「京介君、娘のことをよろしく頼みたい。この中で一番の理解者は京介君だけだからね。」
剣城「分かりました。」
剣城は奏馬を見て言うと寝息を立ててる咲凛を見る。
ヒナミ「皆さんに話しておきます。」
全員がヒナミに向く。
ヒナミ「咲凛ちゃんは夢香ちゃんの人格になることで、化身も出せます。だけど、ウォリアーは本当の化身ではありません。」
えっ！？と全員が驚きの声を上げる。
ヒナミ「別の人格が化身の力を使うことで、その人の体にも大きな影響を及ぼすことになります。化身の力を使った反動で体にダメージが与えられ、限界を越えれば壊れてしまう恐れも・・・。今の咲凛ちゃんではウォリアーの力を使えば使うほど、体に大きな負担が・・・。」
そんなと全員が愕然とした。
黒葉「とにかく、妹のことを雷門のみんなに任せたい。今は家族で暮らせる状況じゃないということは分かった、だからあたしや父さんも今は一緒にいることはできない・・・妹を、咲凛を誤った道から解放して、導いてくれないか？。」
黒葉の願いに全員がもちろんです！！と言った。その姿を黒葉と奏馬は穏やかな表情になった。
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春空 - 星猫さん» ありがとうございます！！。 (2021年5月30日 0時) (
レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)
春空 - パティあすさん» ありがとうございます！！、これからも応援どうぞよろしくお願いします！！。 (2021年5月30日 0時) (レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - 続編おめでとうございます！初めの方からずっと追いかけてました(←言い方っ！)が、私この作品めっちゃ好きです！これからも楽しみにしてますので、マイペースに頑張ってください！ (2021年5月30日 0時) (レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！ (2021年5月29日 23時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
春空 - 星猫さん» どこにも作品が載ってないんですが・・・；；。 (2021年5月26日 19時) (レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
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