ACT70.運命〜悲しみ〜 ページ24
咲凛(夢香)「誰も姉貴のことなんか必要としてねぇ、母さんだってあたしが死んだ後姉貴を捨てた。あたしに頼るしかねぇんだよ。」
天馬「そんなことないよ！！、寺川さん・・・咲凛だって本当のサッカーをしたいって思ってる、好きじゃなきゃ続けることなんてできないと思うんだ！！。」
咲凛(夢香)「綺麗事ばっかほざくんじゃねぇよ。」
夢香の意思が固すぎる。
誰もが言葉をかけれなかったとき、剣城が言う。
剣城「勝手な思い込みはやめろ。」
咲凛(夢香)「はぁ？。」
剣城「そうやって決めつけるのはよくねぇだろ、おばさんに捨てられたこともあって信じることができねぇのはよく分かる。だけど、少しぐらいは信じてもいいんじゃねぇか？。」
咲凛(夢香)「信じてどうするんだよ・・・信じたってまた捨てられるのがオチだ。」
剣城「俺は捨てたりしねぇ、ずっと見てきたんだ。誰よりも理解してるつもりだ。」
咲凛(夢香)「・・・バッカじゃねぇの。」
そう言うと夢香の人格が引っ込んだ。
咲凛「・・・あなたがそうだと言っても、誰も私を望んでない。私はあの日死ぬべきだったのよ。」
剣城「俺は、お前が死ぬなんて嫌だ。夢香があの日、どんな思いを託して咲凛を庇ったのか・・・お前なら分かってるはずだろ？。」
咲凛の肩が震える。
神童「寺川、泣いてもいいんだぞ・・・？。」
そう言う神童にも涙が浮かんでいた、マネージャー達は涙を流しすすり泣く。
咲凛「・・・泣きたくなんかないです。」
咲凛は叫ぶように言った。
咲凛「私はあの日、母さんに捨てられた日に絶対に泣かないって決めたんです！！。どんなに辛くても、どんなに苦しくても、私が泣けば、周りが泣き難くなる・・・！！。」
神童「それは、誰かを思ってのことだろう！？。」
咲凛「私が生きてる意味なんてないんですよ・・・。」
遠い目をする咲凛に誰もが言葉を失った。円堂は拳を固く握り締め、先輩達は自分達の不甲斐なさを感じ悔しい表情をする。
天馬と信助も言葉を失い、マネージャー達も悲しげに泣く。
黒葉と奏馬も、自分の妹や娘の辛い運命を前に悲しくも悔しい表情をしていた。
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春空 - 星猫さん» ありがとうございます！！。 (2021年5月30日 0時) (
レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)
春空 - パティあすさん» ありがとうございます！！、これからも応援どうぞよろしくお願いします！！。 (2021年5月30日 0時) (レス) id: 6a918ace52 (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - 続編おめでとうございます！初めの方からずっと追いかけてました(←言い方っ！)が、私この作品めっちゃ好きです！これからも楽しみにしてますので、マイペースに頑張ってください！ (2021年5月30日 0時) (レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！ (2021年5月29日 23時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
春空 - 星猫さん» どこにも作品が載ってないんですが・・・；；。 (2021年5月26日 19時) (レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
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