21話 ページ22
くっついて離れない悠兄をやっとの思いで引き剥がし白を基調とした部屋のベッドに体を投げた
「やっぱり侑くんサーブレシーブの時少しだけ腰高い気がするんだよなぁ」
寝っ転がりながらふと呟いた
バレー現役時代から強くなるために勝つためによく相手チームは勿論自分のチームのメンバーの観察をしていたからかそういう癖とか腰の位置とか腕の高さとかを分析するのが癖になってた
その人のベストポジションを見分けられる
この才能のおかげで多くの試合を勝ち進めたことは間違い無い
「でも今日見た感じプライド高そうだから部外者の私が口出ししたらキレそう. . .」
どうにかして侑くんの気に触らないようにアドバイスをしたい
けどどれだけ頭をひねってもいい考えが出てこず悶々としたまま夜は更けていった
次の日
「Aーおはよぉ」
「おはよ」
朝練が終わって教室に入ってくるなり私にもたれかかってくる夏希
「なんやえらい難しい顔しとんなぁ、何かあったん?」
「まぁね」
「どれどれ夏希様が聞いてやろう!どーんとこい!!!」
バッチコーンと構えているけどプライド高いという言葉があまりに合わないこの子に相談して解決するだろうか. . .
ま、言うだけタダだしいっか
そんな軽いノリで相談した
「ほーん、そんな事で悩んどったんか」
「そんな事って. . .まぁそんな事なんだけど」
「素直に言ったらええやんそれを消化できんようやったら侑はそれまでの奴やったちゅうことや」
「でも向こうはバレー推薦で入ってきた子だよ?
マネでもなんでもない私に指摘されたら絶対キレる
私だったらキレる」
うーんと唸りながら机に突っ伏す
「そーやなぁ. . .侑が尊敬してるとかちょっと怖がっとる人から言って貰えたら素直に受け止めるんとちゃう?」
「そんな人どこにいるのよ」
「そやなぁ. . . . . . あ、1人おったかもしれん」
キラキラと目を輝かせて私の手を取る夏希
「おるやん1人!!」
「は?」
「北さんや!!き・た・さ・ん!!」
夏希が何を言っているのかさっぱりだったがようやく合点がいった
277人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エトワール(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます。作品を更新する際メモに下書きをしてそれをここで加筆修正しながら投稿しているのですが私が下書きで使ってる夢主ちゃんのデフォ名を消し忘れてました!!本当に申し訳ありません、助かりました。ありがとうございます (2020年11月22日 2時) (レス) id: ea6765c315 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 21ページ 美命 とありますが誰の事ですか?? (2020年11月21日 16時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
エトワール(プロフ) - マオマオさん» コメントありがとうございます!面白いと言っていただけて本当に嬉しいです。及川さんはこれから出番が増えますので楽しみにしててください!よろしくお願いします^^ (2020年11月19日 19時) (レス) id: 446df64440 (このIDを非表示/違反報告)
マオマオ - 作品とても面白いです!及川さんも出てきてこれから作品がどんな風に展開するのか楽しみです!!更新頑張ってください(●´▽`●) (2020年11月18日 19時) (レス) id: b813efa886 (このIDを非表示/違反報告)
エトワール(プロフ) - むいみおさん» 初コメありがとうございます。2人くっつけようか迷ってます笑更新頑張りますのでご愛読よろしくお願いいたします^^ (2020年10月26日 8時) (レス) id: ea6765c315 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ