22,一人で気楽に生きていきたいけど必ず面倒事に巻き込まれるのが人生だ。その1 ページ37
プルルルル
無機質な着信音が部屋の中に響き渡る。
その着信音を目覚まし代わりに起きた私は寝起きでウトウトしながら携帯をとる。
画面に表示される《女たらしミイラ野郎》の文字。
その文字を見て「ちっ」とイラつきながら舌打ちをし応答釦を押した。
「もしもし。」
「遅いよA!!
もっとは「私は寝起きで大変気分が悪いんです。私の貴重な睡眠時間を奪うということはとても重要な用事なんですよね?」え、寝起き怖。」
「ということで用件を十文字以内で述べてください。」
「デートしない?」
「おやすみなさい。」
あまりにもふざけた用件だったので適当なことを言って電話をきる。
あんな奴とデートするくらいならマントヒヒとデートするわ。
さて、眠いしもう少し寝るか。
そう思い再びベッドに横になる。
そして目を瞑った時だ。
ピンポーンピンポーンピピピピピンポーン
「おーい!!Aー!!」
突然連続で鳴り始めるインターホン。
突然の出来事に私はガバッと布団から起き上がりバッと玄関の方を見る。
間違いない。
このふざけた声。
そして迷惑極まりないテロに近い行為。
100%太宰さんだ。
絶対出てやるもんか。
そう思い無視してギュッと再度強く目を瞑る。
すると太宰さんはインターホンで残〇な天使のテーゼを奏で始めた。
「おーい!!あ、なんか楽しくなってきた♪」
インターホンで遊びながら人の気も知らずに呑気なことを言う太宰さん。
これは流石に近所迷惑すぎる。
このままだと隣のおばちゃんにまた布団たたきで叩かれてしまう。
「出ます!!出ますから今すぐやめてくださあああああい!!!」
私は布団の中で丸まり耳を塞ぎながら大声でそう叫んだ。
23,一人で気楽に生きていきたいけど必ず面倒事に巻き込まれるのが人生だ。その2→←21,遊びでも白熱しすぎると潰し合いになるから程々に。その5
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チョッコレート - 一話目でさっそく吹きました (2021年3月25日 2時) (レス) id: 38d2d1d0df (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ。 - かきのすけさん» 流石!ブレない夢主ちゃん!wwお母さん好きですwwwww (2018年12月10日 7時) (レス) id: 830fe45671 (このIDを非表示/違反報告)
かきのすけ(プロフ) - みるくれーぷ。さん» 「お母さーん私バイトしたい。」「なんで?お小遣い毎月あげてるじゃない。」「親のスネかじって生きていくのはもうやめたいの!」「本音は?」「かりんとう饅頭大人買いするためです。」「勉強しなさいバカ娘。」これが高校生の頃の夢主ちゃんです。 (2018年11月17日 22時) (レス) id: b76b5fd908 (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ。 - かきのすけさん» かりんとう饅頭+歯医者=夢主ちゃんですね!?(違う)了解しましたァ!私の辞書に追加して可愛がり(?)ます! (2018年11月17日 21時) (レス) id: 830fe45671 (このIDを非表示/違反報告)
かきのすけ(プロフ) - 津島霧香さん» コメントありがとうございます!更新遅くなってしまってすみませんでした!楽しんでいただけてとても嬉しいです!更新全力で頑張ります! (2018年11月5日 16時) (レス) id: b76b5fd908 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かきのすけ | 作成日時:2018年4月14日 1時