あの双黒がオタクだった件について。【文豪ストレイドッグス】

11,鬼ごっこって鬼が仲良い子追いかけてばかりで追いかけられた記憶があまりない。その2 ページ16

そ れ っ て 食 物 的 に 食 べ よ う と し て い る と？


いやいやそんなゾンビ映画じゃあるまいしとガタガタ震えながら心の中で即座に否定する。


そして恐る恐る確認のため再度振り返り太宰さんを見る。


「うへへへえええ待ちたまえよ子猫ちゃん！夕飯に君をeatしてやるぅ！」


振り返り視界に入ったのは猫を執着的に追い回し猫相手に謎めいた口説き文句を言っている太宰さん。


「食うだろう」そんな確信を持ってしまった私はいっそこの場から消えてしまいたいと切に願いますいやマジで。


もう本当に何なんだあの人。


何でこんな地獄みたいなことになってんの転職したい。


あ、引っ掻かれてる。


「白石さん。太宰さんの先程の台詞なのですが

つまり太宰さんは僕を食したいと解釈してよろしいのでしょうか。」


そんな時に芥川君が突然の爆弾発言。


いや私が理解していないことを聞かれても正直困る。

誰かが「ドッキリ大成功！」のプラカードを出してくれた方がまだこの状況に納得出来るわ。


「仮にそうだとしてさ。

芥川君は太宰さんに食べられたいと思う？」


まてまて自分。

何故そんな訳の分からないこと聞いた落ち着けもちつけ。


「太宰さんの日頃の活動の為の養分になれるのなら僕は構いません。」


「あの人毎日魔法のステッキ持って3時間踊ったりしてるけどそれでもいいの？」


「？･･･それのどこに問題が？。」


「マジか。お前マジか。」


芥川君の発言に驚きを隠せない。


恋は盲目とはまさにこのこと。

いや恋ではないが。


普通の人ならドン引きレベルだぞ。


そう思っていた時だった。


ガシッ


「うおっあっ！？」


突然誰かに腕を掴まれ後ろに引っ張られる。


まて、後ろから掴める人なんてこの状況的に1人しかいない。

分かっているが怖くて信じたくない。


「や、やだなぁ芥川君。ふふふふざけないでよ。」

「僕ではありませんが。」

「黙らっしゃい！」

「何故怒鳴るのですか。」


嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ。


さっきまで猫を追いかけてたじゃないか。


その間にめっちゃ異能力使いまくって逃げたんだけど。


追いつくわけな「捕まぁえた♡」

「」

12,鬼ごっこって鬼が仲良い子おいかけてばかりで追いかけられた記憶があまりない。その3→←オタク作者の嘆き(スルーOK）

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す