あの双黒がオタクだった件について。【文豪ストレイドッグス】

10，鬼ごっこって鬼が仲良い子追いかけてばかりで追いかけられた記憶があまりない。その1 ページ14

前回までのお話

太宰さんとのリ〇ル鬼ごっこ始動

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突然芥川君を求めて追いかけてきた太宰さん。



このままでは芥川君が危ないと判断した私は
自身の異能力であるテレポートで何とか逃げていた。



しかし恐ろしいことに太宰さん足が速い。


異能力で距離をとった直後でも何故か4m
後ろにいる。


貴方頭脳派じゃありませんでした？

足速いなんて次元超えてるわ無理ゲーかよ。



「うひゃひゃひゃひゃひゃうふふふふ」

「うわあああああ！！こっち来んなボケェ！！」

「白石さんもう少し声抑えてください。鼓膜破れます。」

「うっせぇ！！走れよお前！！」

「ヒールで足がふらついて上手く走れません。」

「くそ足手まとい！」



この鬼ごっこが始まっておそらく1時間が経っていた。


流石に異能力を連発しながら走るのも限界だった。



くそぅ･･･。このままだと芥川くんの貞操がっ･･･。



「･･･僕の羅生門で足場を崩すのはどうでしょうか？」

「それだぁ！」

「だから声のボリュームを抑えてください。」



芥川君が私に担がれた状態で羅生門を発動する。



羅生門は太宰さんの足元に直撃し地面に亀裂が入り足場が崩れた。


おぉ！！これはいけるんじゃないのか！？



そう思った直後



太宰さんはぴょんぴょんとサーカスの曲芸師かのように崩れた地面を飛び越え


「むしゃあ」


羅生門を食べた。


羅生門を食べた。


大事なことだから2回言った。


「「･････････。」」



「うわあああああ！！」

「うるさいです。」

「これが叫ばずにいられるか！！」


羅生門って食べられないよね！？


異能力だよね！？


『食べられる異能力羅生門☆』とかじゃないよね！？


無理無理怖い！！



太宰さんにおびえながら全力で足を動かし距離をとる。



チラッと後ろを振り返り太宰さんの様子を伺う。



「芥川くん女の子ぉ！！女の子の体は柔らかくてジューシーなんだぁ！」



すると大声でそんなとち狂ったことを叫んでいた。


いや、ちょ、流石に街中でそんなこと大声で言わないで。警察見てるから。



って、ん･･･？



何か違和感があるぞ今の台詞。



太宰さんが狙ってるのって芥川君の貞操じゃないの？



そういえばあの太宰さんお気に入りのSM系同人誌ってM系女の子を食べるプレイなかったっけ？



もしかして･･･



「太宰さんは物理的に芥川君を食べようとしている･･･？」

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