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1,人生最大のピンチと歓喜 ページ2

突然のことで沈黙に包まれる室内。





固まる私。






固まる双黒さんのお二人。








その沈黙を破ったのは双黒の一人である中原中也さんだった。







「いや、これは、その、違ぇんだよ。」








そう言って起きあがり挙動不審になりながらも机の上の大量の同人誌を片し始める中也さん。








オドオドしすぎてもはや誰おま状態。







いつもの威厳はどこに行ったんですか迷子になってますよ。








「さ、さーてと私は仕事しようかなぁ」






あの頭脳明晰な太宰さんでも私の訪問は想定外だったらしく中也さんのように挙動不審になりながらもこの場から逃げようとしている。






いや、あなたはいつも仕事してませんよね?









「てめぇ逃げる気か!!」

「に、逃げるわけないだろぅ!?」







お二人とも一刻もはやくこの状況を脱したいらしく目の前で謎の争いが始まった。





なんだこの醜い争い。







はぁと小さくため息をつく。









とりあえずこれ以上は双黒さんのメンタルが可哀想なのできちんと説明しよう。








私は机の上にある大量の同人誌の内の1冊を手に取った。







「てめぇ、何のつもりだ」








そう言って怪訝そうな顔で見てくる中也さん。







太宰さんも少し驚いた顔をして私を見てくる。






「・・・はなみずきさん。」




「あ?」



「は?」






「この滑らかかつ鮮やかな絵柄は有名絵師はなみずきさんのですよね。」








「そして、はなみずきさんが描いたこの同人誌『狼な君と兎な僕』はなかなか手に入らない激レアものですよね?」







私は淡々と語った。








信じられないものを見るような顔をする双黒さん。









「まさか、君もなのかい?」









太宰さんは唖然とした顔をしながらも全てを察した様子で私に問う。








「ふふっ、お察しのとおり






私もお二人と同じ人種の人間ですよ。」









この瞬間、私達は無言で相手のところに歩み寄り





歓喜の涙を流しながら







グッと強い握手を交わした。

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チョッコレート - 一話目でさっそく吹きました (2021年3月25日 2時) (レス) id: 38d2d1d0df (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ。 - かきのすけさん» 流石!ブレない夢主ちゃん!wwお母さん好きですwwwww (2018年12月10日 7時) (レス) id: 830fe45671 (このIDを非表示/違反報告)
かきのすけ(プロフ) - みるくれーぷ。さん» 「お母さーん私バイトしたい。」「なんで?お小遣い毎月あげてるじゃない。」「親のスネかじって生きていくのはもうやめたいの!」「本音は?」「かりんとう饅頭大人買いするためです。」「勉強しなさいバカ娘。」これが高校生の頃の夢主ちゃんです。 (2018年11月17日 22時) (レス) id: b76b5fd908 (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ。 - かきのすけさん» かりんとう饅頭+歯医者=夢主ちゃんですね!?(違う)了解しましたァ!私の辞書に追加して可愛がり(?)ます! (2018年11月17日 21時) (レス) id: 830fe45671 (このIDを非表示/違反報告)
かきのすけ(プロフ) - 津島霧香さん» コメントありがとうございます!更新遅くなってしまってすみませんでした!楽しんでいただけてとても嬉しいです!更新全力で頑張ります! (2018年11月5日 16時) (レス) id: b76b5fd908 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かきのすけ | 作成日時:2018年4月14日 1時

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