そんな日常 2

○. ページ6

京本｢良かったぁ無事で……！！｣


松村｢……なんで話してくんなかった？｣


｢……誰かに危害が及ぶことを避けたかったの。｣


田中｢……そんな俺ら頼りない？｣


｢樹痩せた？｣


森本｢……だって俺ら、ここ2日間ずっとAのそばにいたの。｣


田中｢も、ほんと……ダメだ、俺｣



高地｢ちょ、なくなって……｣



｢ちょ、全員で泣かないでよ！どうしたらいいの！｣


ジェ｢誰のせいだよ〜……｣



大男6人が泣き出す状況におろおろ。



京本｢犯人、現行犯逮捕だよ。｣


｢あら、証拠に顔写真撮ったのに。｣


松村｢なんでそんな余裕があんだよ。｣



｢私今日帰っていいかな、ダメかな？｣



京本｢帰ろう？……俺らの家、Aがいないとダメだよ。ずっと寂しかった。｣



高地｢……Aのご飯、恋しいわ。｣


｢え、作れないかも。｣


松村｢……なんで？｣


｢倒れる時に腕グギってしちゃったみたい。｣



田中｢何湿布剥がしてんの！｣


｢いやー……紫だよ！｣


森本｢痛い痛い！！｣


ジェ｢いや慎太郎は痛くないでしょ。｣



松村｢つかしばらくはいいよ。背中はどうなの？｣



｢うーん。そこまで痛くないよ！雑誌効果！｣


京本｢うん、傷浅かったって。｣


田中｢そんなんするよりずっと……俺らといてくれた方が助けられたよ。｣


｢あー、空手とか？｣


松村｢しばらくやってないからなー。｣

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