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焦凍くんは当然モテモテだろうけど、勝己くんも顔立ち綺麗だし大人しくしてくれてれば多分凄くモテそうだよなあ。
なんて事を考えてる間にクラスの子達からすぐキレるから人気出無さそうと言われて出すわ！！とキレ返してた勝己くん。勝己くんが弄られる事って今まで無かったからちょっと新鮮で笑ってしまった。
ーーー
バスが到着して、演習場の中へ入るとそこは災害を想定して作られた施設。…なのだけどテーマパークのような所だった。名前もUSJ。怒られそう。
災害救助のエキスパート13号先生と相澤先生が今回授業の進行をしてくれる事になった。
「私13号好きなんだ〜！」
『お茶子ちゃんが好きなのわかる〜、なんかこう、丸っこくてかわいいしねえ』
「そうそう！フォルムも可愛いん！…あれ？Aちゃん前その…杖？持ってなかったよね？」
『うん、接近戦になると何も武器になるもの持ってないの危ないし、魔術の詠唱をちょっとでも助けて貰えるサポートアイテムがあると良いなと思って、サポート科の人に作ってもらったの』
杖は私の背よりも少し高いくらいの長さ。先の方に魔力を溜められるという玉が付いている。そこそこの強度があるので武器として使っても問題無いそう。
『使わない時はちょっと小さくして腰のコルセットにつけられるようになってるの。使いたい時に使える杖だから凄く便利かも、まだ使ってないから今回の授業でデビューだね』
「そっかあ！」
「オイ五月雨、麗日。真面目に話聞け」
『ごめんなさい』「すみません」
お茶子ちゃんとキャッキャ楽しく話していたら相澤先生の視線がズバズバ刺さってきた。物理的には何も刺さっていない筈なのに肩とかに何かが刺さった気がする。
13号先生からは個性によっては簡単に人を殺してしまえるものもあるので、個性の使用は資格制にして厳しく規制している事を聞いた。それとその個性を対人戦で使った時の人に向ける危うさ等。
「この授業では心機一転！人命の為に個性をどう活用するかを学んでいきましょう！君たちの力は人を傷つける為にあるのでは無い、助ける為にあるのだと心得て帰ってくださいな。…以上！ご静聴ありがとうございました！」
ぺこりと頭を下げる13号先生。宇宙服のようなスーツがまた可愛らしいフォルムを強調している。
クラスの子達に拍手されている中、唐突に私は得体の知れない悪寒に襲われた。
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通りすがりの読者 - すごく大好きです。ありがとうございます。 (2020年4月7日 20時) (
レス) id: e61e95ec0f (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - すごい面白かったです！大変だと思うけど更新頑張ってください！！ (2020年4月5日 1時) (レス) id: 232c0cd734 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なさ | 作成日時：2020年2月13日 2時
