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kj「ん？今なんか隠さんかった？」
mm「さぁ、気の所為じゃない？」
kj「…めちゃくちゃ怪しいんやけど」
俺が咄嗟に机の下に手紙を隠すのが見られたらしく、ジト目で疑ってくる。
mm「それよりも何か話あって来たんでしょ。もうすぐメイクの時間なんだけど」
kj「そうやんな、じゃあ要件だけパパッと説明させてもらうわ」
俺が無理矢理話題を変えれば、相手もプロ。
今日の撮影についてカメラマン視点で説明してくれる。
こんな雰囲気のが欲しいとか、めめなりのイメージないかとか。
わざわざ自らモデルの所に赴いて方針を決める人も多くない。
けどその相談は被写体と撮影者の間で共通認識を持ったりモデル自身の成長にも繋がるから俺からしたらとても有難いし助かってるんだけど。
kj「よし、あんがとな。時間貰って」
mm「ううん、今日もよろしくね」
kj「こちらこそよろしくやで」
じゃあ撮影の時になー、なんて康二くんの方が年上のはずなのに無邪気な笑顔で手を振りながら部屋を出ていくのを見送った。
あぶな、バレるとこだった。
ドアが閉まったのを確認してホッと胸を撫で下ろす。
そうやって朝は会話を終わらせたはずなのに。
色んなカメラマンさんによる撮影が終わって楽屋に戻ると、そこには既に俺との撮影を終えた康二くんがいた。
＿＿手には俺が朝見つけた封筒を持って。
mm「っ、ちょっと康二く、！」
慌てて取り上げようとしたら、ひょいと交わされて俺の唇に人差し指が乗った。
黙っとって
口パクでそう言ってきたかと思えば、ガサガサと俺のリュックの中を漁り出した。
何個か取り出したら、今度は俺の私服をペタペタと触り始める。
kj［こいつら、見覚えある？］
康二くんは一言も声を発さずスマホの画面に打ち込んだ文字を見せてきて。
もう片方の手にはペンやコードなどが乗っているがどれも自分で買った記憶が無い。
横に首を振ればそれらが地面に落とされ、躊躇いなしに踏みつけられたことでバキバキと足と地面の間で使えないものになっていった。
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紗絢(プロフ) - 葉月さん» 葉月さん再びコメントありがとうございます！本Episodeも楽しんでいただけますよう頑張ります(^^) (2021年1月16日 22時) (
レス) id: 76dfa23ffd (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 移行おめでとうございます！これからも頑張ってください！楽しみにしてます！ (2021年1月15日 22時) (レス) id: 5fa35a3299 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗絢
| 作成日時：2021年1月15日 18時
