15歳の話 ‐7‐ ページ10
「両手を上げて振り向きなさい」
太宰と中也は視線を交わせ、大人しく手を上げ振り向く
「なんだ、子供ですか」
後ろにいたのは拳銃を持ち、野戦服を着た男だった
「てっきり増援部隊なのかと。マフィアが人手不足なのか、あの蘭堂という男に人望がないのか………」
相手は一人
中也にとってはこの男が10人いようと問題はない
「しかし、子供だからといって油断するわけにはいきませんからね。この場に来てしまった自分達を怨みなさい」
男が銃の照準を中也へと向け引き金を引いた
「中也!!!」
銃声が鳴り響く
太宰が叫び中也を見る
「……………金属の塊ごときが俺に効くとでも思ってンのかァ?」
「なっ………!?」
中也は無傷だった
銃弾を手で受け止めていた
「………俺の異能力、重力操作は触れたもの重力を操る。銃弾を受け止めるなんざ造作もねェことだ」
中也は口角を上げて笑った
「お前のミスは俺を敵にまわしたことだな」
男は何かをいう間もなく中也の回し蹴りで飛ばされる
男は木にぶつかり、その衝撃に耐えきれず木が折れる
「中也……凄いね君」
太宰が体勢を整えた中也に近づく
「だけど……今の音のせいで応援が来てしまったじゃないか」
太宰が言い終わると同時に10名ほどの銃を持った者達が現れ、中也と太宰を半包囲して銃を向けた
「太宰、てめェは下がってろ……1分で片付ける」
「隊長がやられている!!目標は重力遣い!!斉射開始!!」
その言葉と同時に中也が地面を蹴った
銃が発砲される前に、前にいた敵に素早く近寄り下から蹴り上げる
そいつから銃を奪い右隣の敵を撃つ
撃ったと同時に左へ飛び状況を把握出来ず動けていない敵を殴り飛ばす
殴り飛ばした敵は近くにいた敵を巻き込んで木に激突
銃弾を避けるためにしゃがんだついでに地面に落ちていた石をいくつか拾い、異能力を使って銃を撃ってきた敵に飛ばし葬る
残った数名は銃を撃つが銃弾を受け止められ、投げ返された銃弾が頭を貫通
立ち上がれる敵は一人も居なかった
「お見事!1分もかかってないよ。せいぜい30秒といったところだね」
太宰が手を叩きながら言う
中也は太宰を横目で見て服を整えながら口を開いた
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迷月蒼架(プロフ) - やみねこ様≫番外編にてリクエストの中也幼児化を上げました!リクエスト有り難うございました (2018年7月31日 22時) (レス) id: a69f0dfd2d (このIDを非表示/違反報告)
迷月蒼架(プロフ) - やみねこ様≫了解しました!今日中には上げられると思います (2018年7月31日 20時) (レス) id: a69f0dfd2d (このIDを非表示/違反報告)
やみねこ - リクエストで、中也が幼児化した話が見たいです! (2018年7月31日 20時) (レス) id: 008d70804a (このIDを非表示/違反報告)
蒼架(プロフ) - やみねこ様≫コメント有り難うごさいます。そろそろ更新する予定ですので楽しみにしていただけたら幸いです。 (2018年7月26日 20時) (レス) id: a69f0dfd2d (このIDを非表示/違反報告)
やみねこ - すっごい面白いです! 更新頑張ってください! (2018年7月26日 20時) (レス) id: 008d70804a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼架 | 作成日時:2018年7月8日 10時