episode_for ページ4
「貴方はいつもこんな生活を送っているんですか……?」
部屋に帰ると、クィレルがドアの前に腕を組んで立っていた。
指を指している方向を見てみると、大きな箱が三つ、重なり合って置いてあった
「私は貴方が大広間で何かを食べている姿を見たことがありませんでした……よりにもよってインスタントフードを食べていたなんて…!」
おかしいと思っていたんですよ、とクィレルは怒ったようにそう言った。
箱の中身はインスタントラーメンと呼ばれる物が沢山入っていた。
それにクィレルは気づいたらしい。
事実、Aはホグワーツの食事が少し苦手だった。胃がもたれるからだ
Aの腹に重い食事は入らなかった
ので、取り寄せたインスタントラーメンで食事をしていた。
栄養もクソもないこの食事にクィレルは驚きを通り越して呆れていた
「あはは……これでも一応、野菜とかも食べてるんで……」
「……貴方がそこまで馬鹿だとは思いませんでした。養護教諭の名が聞いて呆れます!栄養に偏りがあるなんて重々承知だったでしょう!」
「このことは、ミネルバに報告させてもらいます!」
その一言で、Aを撃沈させた。
「本当にそれだけは勘弁して下さい。ホントに。正しい食生活を送りますのでそれだけはやめてください。死んでしまいます俺が」
「自業自得ですよ。これも全部捨てますからね」
クィレルは鼻を鳴らし、箱ごと呪文で消し始めた。
Aは恨めしそうにその光景を眺めた
「……まあ、今回はミネルバに言うのは辞めておきます。しかし、きちんとした食生活を送ってないと私が判断したら、即、ミネルバに言いますからね」
「……母親みたいですね」
頭を叩く音が部屋に響き渡った。
休暇もあと少しで終わる。
また騒がしい日が来ると思うとAは目が虚ろになる
ウィーズリー双子に、ディゴリー、スリザリンの問題児にスネイプのネチネチ攻撃……
もう、新学期が始まらないようにAは願った。
「そう言えば、新しい教師が入ってくるんですね」
クィレルが思い出したように言った
「ええ、確か……ギルデロイ・ロックハートさんでしたっけ」
「巷で有名な人らしいですよ。ベストセラー賞を獲得したとか。」
「へぇ……凄い人が入ってくるんですね」
「私は少し、嫌な予感がするんですがね。」
「それ、分かります」
ああ、どうか平穏な日々が続きますよう___
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みゅー - 初コメ失礼します。お久しぶりの更新とてもうれしいです!これからも頑張ってください。応援してます! (8月6日 18時) (レス) @page12 id: b95b337dc0 (このIDを非表示/違反報告)
桜子 - 久しぶりに見に来たら4話くらい増えてて感動です!これからも頑張ってください! (6月29日 20時) (レス) @page11 id: b68e6ffcf4 (このIDを非表示/違反報告)
緑のコウモリさん。(プロフ) - 玲亜さん» ありがとうございます…(;´༎ຶٹ༎ຶ`)夢主先生はこんな感じかなと思いきって書いてみたんです😎😎そう言って貰えて嬉しいです💖👊 (6月22日 17時) (レス) @page10 id: e299aa47f9 (このIDを非表示/違反報告)
玲亜(プロフ) - ヤバァイ!寝てる夢主先生かわいすぎ… (6月18日 11時) (レス) @page9 id: d400c2c0a7 (このIDを非表示/違反報告)
緑のコウモリさん。(プロフ) - TRIXIEさん» ネチネチはスネイプ先生のアイデンティティだと思ってるので😎😎😎コメントありがとうございます!(༎ຶ⌑༎ຶ) (6月18日 3時) (レス) id: e299aa47f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とある緑の生徒。 x他1人 | 作成日時:2023年1月21日 10時