episode_twenty-one ページ21
「この前、カプリスが何故かハップルパフの寮に居たんです。僕が見た時、金貨とか指輪を持ってたので高価な物を探していたんだと思います」
「……待て、コイツは勝手に出歩いて居たのか?嘘だろ……この金貨は生徒達の金貨だったのか……」
Aは頭を抱えた。
ずっと自分の金貨だと思っていた
生徒達の金貨だったとは……
確かに、今手に持っている指輪なんかは俺のじゃない。
ホントに最悪だ。
もしマクゴナガルにバレたら……
Aは顔を青くさせた
「そこで僕がカプリスと遊んでいると懐かれました。」
今じゃカプリスはセドリックの肩に乗って頭に金貨を乗せる遊びをしている。
何故、飼い主である俺より懐かれているんだ
「……はぁ、手がかかる」
「二フラーはそういう生き物ですから仕方ないですよ。でも、人の物を取らないように躾は必要でしょうけど。」
「大人しくしてくれるといいがな……」
「そう言えばもうすぐクリスマスですね」
セドリックがカプリスを撫でながら話す
Aはそれを横目で見ながら「嗚呼、そうだな」と呟いた
「ずっと思ってたんですけど、ホグワーツの先生達はずっと学校に居るんですか?クリスマスも?」
「基本的にあまり校外には出ない。住む場所がホグワーツ内にあるから出る必要も無いしな」
「へぇ……先生には本家とかあるんですか?」
「無い。ホグワーツだけだ」
「何か……意外でした。ホグワーツが実家なんて夢みたいですね」
「ああ……そうだな」
「あ!それとクリスマスプレゼント楽しみにしてますね!」
「おいちょっと待てどういうこ____」
「長居しましたね。それじゃ、先生また後で」
「待っ____」
「先生もクリスマス楽しみにしててください!」
そう言うとセドリックは走り去って行った。
この時、Aは気づいた。
「(アイツこれが目的だったのか……っ)」
Aの目は遠い。
「って事があったんですよ。先輩、子供のプレゼントって何買えばいいんですかね」
「失せろ。」
「……てか先輩プレゼントとか誰かにあげたことあります?」
「失せろ。」
「無さそうですよね。先輩が誰かに贈り物とか考えただけで面白_____」
スネイプの持っていた羽根ペンが折れる。
額に青筋を立てて、鋭い目付きでこちらを見る
「どうやら我輩の邪魔をしたいらしいな。次、口を開いたら後悔することになりますぞ。ご自分の両手両足が逆になることでしょうな。」
Aは青い顔をした
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ベルモット - 初コメ?です。生徒目線が多いので教師目線の話が新鮮でした。大人の事情が含まれる出来事も勘付く年頃になって痛感することがあります。 (5月16日 14時) (レス) id: f174f30836 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - フォールさん» ありがとうございます……✨✨そう言って貰えて嬉しいです!!(;´༎ຶٹ༎ຶ`)秘密の部屋編でもグダグダするとは思いますがこの作品をよろしくお願いします😊😊 (2023年1月24日 23時) (レス) id: 06c201b8c1 (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - 賢者の石編完結おめでとうございます!!感動的なストーリーやキャラたちとの絡みなどとても楽しく読めました!秘密の部屋編でも頑張ってください!!応援してます!!! (2023年1月23日 17時) (レス) @page41 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 塾から帰ってきて、覗いてみたら更新されていてめちゃくちゃ元気になりました(*≧∀≦*) (2023年1月14日 23時) (レス) @page36 id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - 真昼さん» コメントありがとうございます(ᵒ̴̶̷ ᵒ̴̶̷ )✧‧˚応援してもらったのでめちゃくちゃ頑張りたいと思います(ง ˙-˙ )งこれからもこの小説をよろしくお願いします! (2023年1月14日 10時) (レス) id: 06c201b8c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とある緑の生徒。 x他1人 | 作成日時:2022年10月31日 18時